勇者の伝説が再びよみがえる



ある日、ローレシアのお城に一人の傷ついた兵士がたどり着きました。
その兵士は息も絶え絶え言いました。
大神官ハーゴンの軍団がムーンブルクの城を襲ったと。



ハーゴンは禍々しい神を呼び出し、世界を破滅させるつもりだと言うのです。
それだけ伝えると兵士は息を引き取りました。



それを聞いたローレシア王は息子のウタ王子に言いました。
「そなたも勇者ロトの血を引きし者。その力を試される時が来たのだ」



サマルトリアとムーンブルクには同じロトの血を分けた仲間がいるといいます。
ウタは旅立つ決意を固めました。



サマルトリアを目指すウタの前に恐ろしい魔物たちが立ちふさがります。
ウタはそれらを倒しながら進んでいきます。



サマルトリアのお城が見えてきました。



さっそくサマルトリア王に拝謁しましたが、仲間となるべきサマルトリアのクッキー王子はすでに旅立ったというのです。
今頃は勇者の泉を訪ねている頃だと言われました。



勇者が身を清めたと言われる勇者の泉。
ウタもクッキーの後を追い、泉へ向かいました。



しかし、行き違いになったようです。
クッキーはローレシアに向かったというのです。



ウタは急いでローレシアに戻りましたが、ここでも行き違いになってしまったのです。
ウタがサマルトリアに向かったことを聞いたクッキーは、またサマルトリアに戻ったそうです。



再びサマルトリアへやってきたウタ。
しかし、クッキーはまだ戻っては来ていないようです。
いったいどこへ行ってしまったのでしょう。



必死に探しますが、クッキーの姿はどこにもありません。
夜も更けてきたので、ウタは近くのリリザの町で宿を取ることにしました。



宿に行くと、なんとそこにクッキーが休んでいるではありませんか。
こんなところにいたなんて。
とにかくこれで旅の仲間ができました。



ウタとクッキーはもう一人の仲間の国、ムーンブルクを目指しました。
その途中でムーンペタの町に立ち寄ることに。



道具屋で買い物をすると、店主が1枚の福引券をくれました。
近くの福引所で使えるというので、ウタは福引を引いてみました。



すると見事、一等のゴールドカードが当たったのです。
このカードを持っていると店での買い物が割り引かれます。
なんだか幸せな気持ちになったウタでした。



しかし、本来の目的を忘れたわけではありません。
二人はムーンブルクのお城へとやって来ました。



そこは荒れ果て、毒の沼地で覆われてしまっています。



城の中には殺されてしまった人々の魂が漂っています。
いまだに襲われた恐怖から逃れられていないようです。



唯一生き残ったらしい兵士から、あきな姫の行方について聞く事ができました。
あきなは呪いで姿を変えられてしまったというのです。



その呪いを解くためにはラーの鏡が必要だといいます。



ラーの鏡のありかは、地下牢であった魂から聞く事ができました。



その場所は川に囲まれた毒の沼地でした。
ウタはその沼地に足を踏み入れ、泥の中を探ったのです。
すると1枚の鏡が見つかりました。
それこそ真実の姿を写すというラーの鏡です。



あきなの行方には心当たりがありました。
ムーンペタの町に悲し気な瞳でこちらを見ている犬がいたのです。



ウタは鏡を覗き込みました。
すると鏡はあきなの姿を写し出していたのです。
そして鏡は砕け散り、あきなにかけられた呪いは解けました。



こうしてロトの血を引く三人が出会ったのです。



三人は新たな情報を求め、港町ルプガナへとやって来ました。
ここからなら別の大陸に船で渡ることができると考えたからです。



しかし、よそ者には船は貸せぬと断られてしまいました。



その時、女性の悲鳴が聞こえてきました。
ウタが悲鳴の聞こえてきた方へ向かうと、魔物に襲われそうになっている女性がいるではありませんか。



ウタはその女性を救う為、魔物に切りかかりました。
一般人には恐ろしい存在の魔物ですが、ウタたちにとっては敵ではありません。
あっという間に倒すことができました。



助けた女性は、先程訪ねた船の持ち主の老人の孫でした。
老人はお礼にと船を貸してくれました。



そうして三人は大海原に乗り出したのです。



長い航海の末、たどり着いたのはラダトーム。
三人の祖先であるかつての勇者が救った国です。
対岸には竜王の城も見えます。



ラダトーム王はハーゴンを恐れるあまり、どこかへ隠れてしまったというのです。



仕方がないので竜王の城へ向かうことにしました。
何か情報を得られるかもしれません。



地下深くの玉座には、竜王のひ孫がただ一人たたずんでいました。



自分の事を王の中の王と思っている竜王のひ孫は、世界を支配しつつあるハーゴンのことが気に入らないようです。
自分に変わってハーゴンを倒すのなら良いことを教えると持ち掛けてきました。



ハーゴンの打倒こそが三人の目的ですから、その申し出を受けることにしました。
すると竜王のひ孫は、5つの紋章を集めるように言いました。



そしてメルキドの南にある小さな島へ向かえとも言いました。



三人がその島へ行くと、そこには名もなき塔が建っています。
ここに紋章があるのでしょうか。



塔に入ると、一人の老人が話しかけてきます。
自分について来いというのです。



老人に案内された先には一つの宝箱があります。
ウタは老人に言われるまま、その宝箱を開けました。



すると突然、魔物たちが飛び出してきました。
老人は魔物が化けた姿だったのです。



しかし現れた魔物はそれほど手強い相手ではありませんでした。
ウタたちはあっという間に魔物を倒したのです。
そして魔物の消えた後に、星の紋章を見つけました。



一つ目の紋章を見つけることはできましたが、残りの紋章の手掛かりはありません。
困り果てた三人は航海を続けるうち、孤島に建つお告げ所を見つけたのです。
そこで邪神の像を手に入れなさいというお告げを聞く事ができました。
これからの旅に必要な物なのでしょうか。



紋章に加え、邪神の像まで探すことになってしまいました。
しかも邪神の像のある海中の洞窟に入るためには月の欠片まで必要だというのです。



しかし、ここで留まるためにはいきません。
三人は再び船を走らせるのでした。


【第2夜】へ続く


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