一狩り行こうぜ!
私の名前はウタ。
駆け出しのハンターだ。
狩りの拠点を移すため旅の途中である。
通りかかった荷馬車、いや荷車を引くのはガーグァだから荷鳥車とでも言うのだろうか。
とにかく荷車に便乗し、新天地を目指した。
次第に雨は強さを増し、嵐に変わった。
急いで進もう。
ガーグァは速度を上げた。
そんな私たちの前に巨大な影が立ちふさがった。
あんなモンスターは見たことがないぞ。
驚いたガーグァは更にスピードを上げる。
私は振り落とされないように必死に荷車につかまっていた。
私が後ろを振り向くと、次第に遠ざかるモンスターは青白い光を纏っていた。
温泉を堪能した私はユクモ村の村長を尋ねた。
クエストと呼ばれる住民からの依頼を受注するためだ。
ただしいきなり高難度のクエストを受けることはできない。
軽めのクエストからこなす必要がある。
私はリストの中から特産キノコの納品クエストを受けることにした。
特産キノコは渓流で採取することができる。
ガーグァの群れを横目に見ながらキノコの群生地を探した。
あれが特産キノコか。
私の腕よりも太いじゃないか。
私はせっせと採取していった。
あとは納品するだけだ。
初めてのクエストは何事もなく終了した。
そして私はいくばくかの報酬を受け取るのだった。
次に受けたのはジャギィという小型モンスターの討伐だ。
私はボウガンに取り付けられた照準器を覗き込み、引き金を引いた。
倒したモンスターからは様々な素材を剥ぎ取ることができる。
それらを使って装備品を作っていくのだ。
ロイヤルハニーという蜂蜜の採取クエストを受けた時のことだ。
蜂の巣を見つけることができたが、規定数を集めることができなかった。
別の蜂の巣を見つけなくては。
アオアシラは蜂蜜が大好物なのだ。
蜂の巣の前に座り込んだアオアシラは蜂蜜を貪り始めた。
このままでは依頼を達成することはできない。
狩猟するしかないか。
何度も突進攻撃にさらされたが、あきらめずに弾丸を撃ち込んでいった。
しばらくするとアオアシラは足を引きずりながら逃げ出していく。
今がチャンスだ。
アオアシラの前に回り込んだ私は、しびれ罠を設置した。
罠を踏んだアオアシラは身動きができなくなった。
そこへすかさず捕獲用麻酔玉を投げつけた。
するとアオアシラはいびきをかき寝てしまう。
捕獲に成功した私は残りのロイヤルハニーを採取したのだった。
ドスファンゴという猪のモンスターを狩った時のことだ。
狩りに慣れてきた私は難なくクエストを完了した。
今の私では勝てる見込みはない。
私はモンスターに背を向けると一目散に逃げだした。
這う這うの体で逃げ帰った私に村長は言った。
あれはジンオウガというモンスターだと。
そのジンオウガを狩猟することが、私をこの村に呼んだ理由だと言う。
しかしそれは今ではない。
私は自らを鍛えることにした。
ある時は鳴き声で他のモンスターを呼び寄せるクルペッコというモンスターを狩った。
そんな私に新たな依頼が舞い込んだ。
陸の女王とも呼ばれる大型の飛竜、リオレイアの狩猟だ。
手強い相手だが、今の私なら倒すことができると村長は判断したようだ。
私はそれを避けきれず身を焼かれたりもした。
しかし何とかリオレイアの狩猟に成功するのだった。
そしてその時は訪れた。
ついにジンオウガを狩猟する準備が整ったのだ。
私は渓流へと急いだ。
私を見つけたジンオウガは巨大な腕を振りかざし飛び掛かってくる。
その攻撃で何度も私は倒された。
恐ろしい相手だ。
しかし私は諦めない。
そしてついにジンオウガを倒すことに成功した。
倒れる巨体。
私はその前で歓喜の踊りを披露したのだった。
狩猟を終えユクモ村へ戻った私を待っていたのは、盛大な祭りだった。
ジンオウガを倒した祝いの祭りだと言う。
温泉に浸かりながら花火を見上げる人々。
祭りは深夜まで続けられた。
ジンオウガの討伐でユクモ村に来た私の役目は達成された。
しかしこれで終わりではない。
ユクモ村は新たなモンスターの脅威にさらされているのだ。
私の狩りはまだまだ続いていく。
最近のモンハンの操作方法に慣れていたため、いわゆるモンハン持ちでの操作をすっかり忘れてしまっていました。
こんなに不便だったかな?
しかし不便だからこそ狩りに緊張感が生まれます。
近作の快適な狩りに満足していないという人にはお勧めの作品です。
中古で安く買えますしね。
【今回紹介したソフト】