このままでは世界は闇に包まれてしまう。
ウタたちは暗黒魔城に乗り込んだ。



城内に入ってみると、そこには平和な街があった。
人は誰もいないようだ。



しかし進むにつれ、辺りの様子は一変した。
牢屋が並ぶ回廊へと変わったのだ。
ウタはそこを突き進む。



そして大きな扉が現れた。
中からは異様な気配が漂ってくる。



意を決し、中へ飛び込むウタ。
そこにそれはいた。



そう、暗黒神ラプソーンだ。


「激しい悲しみを我に捧げよ」
そういうとラプソーンは襲い掛かって来た。



凍えるほどの吹雪を巻き起こすラプソーン。



そうかと思えば極大の火炎呪文を放ってくる。



しかも直接攻撃も半端ではない。



それに対し、ウタは雷の呪文で応戦する。



ゼシカも回復効果のある踊りでそれを応援。



そしてついにラプソーンは倒れた。



苦しげに叫ぶラプソーン。



最後には溶けるように床にしみこんでいった。



ラプソーンの消滅と共に崩れ始めた暗黒魔城。
一行は慌てて逃げ出す。



それを阻むかのように襲い掛かってくる魔物たち。



あと一歩で脱出という時に現れた巨大な手。



それは城のがれきで出来た魔物。
暗黒の魔人だ。



しかし苦戦するかと思われたが、ラプソーンを倒せるだけの力を持ったウタたちの敵ではなかった。



暗黒の魔人は元のがれきに戻った。



神鳥の魂を使い脱出するウタたち。



その時、暗黒魔城が脈動した。
城壁には血管のようなものまで浮き出ている。



闇に包まれる暗黒魔城。
渦巻く闇。
その闇が消え始めると、そこに城はなかった。
その代わりにとてつもなく巨大な何かが存在する。



ラプソーンだ。
ついにラプソーンは最悪の体を手に入れてしまったのだ。



「闇と光の世界を一つに束ねる」
そう言うと闇の扉を開いた。



扉から飛び出してくる闇の世界の魔物たち。



その時、扉から飛び出してくるものがあった。
レティスだ。
ラプソーンが闇の世界とつなげたため、こちらに戻ってこれたのだ。



もうラプソーンを倒すしか世界を救う手段はない。
しかしラプソーンは自らの周りに闇の結界を張ってしまう。
このままでは手出しができない。



そこでレティスはウタに一つの笛を託した。
やまびこの笛だ。



レティスは、闇の結界を破るにはもう一度彼らの力を借りなくてはいけないと言った。
そう、かつてラプソーンを封じた七賢者だ。



賢者たちの大いなる意志は、聖なる力を宿したオーブとなり、世界各地に現れたという。



やまびこの笛はオーブを見つける為に必要なものだったのだ。



ウタは世界を巡った。
そしてトラペッタの町の焼け落ちた家の跡で輝く何かを発見する。
ここはドルマゲスに最初に殺されたマスター・ライアスが住んでいた家だ。
その輝きこそオーブだったのだ。



二つ目のオーブはリーザス像の足元で輝いていた。
どうやら賢者の末裔ゆかりの地にオーブは出現しているらしい。



ウタは残りのオーブも見つけていった。



七つのオーブを手に入れたウタは、レティスの下へと戻った。
するとレティスはこの世界の最後の希望をウタに託した。



それはラプソーンの封じられていた杖だ。



この杖の中にはすでにラプソーンはいない。
その代わりに七賢者の魂が眠っていると言う。



この杖の名は神鳥の杖。
かつて七賢者が作り出したものだ。



レティスは言った。
ラプソーンの下に赴き、杖に向かって祈りなさいと。
その時、賢者の魂はオーブに宿り、救いの手を差し伸べるでしょうと。



戦うための準備は整った。
ウタたちはレティスの背に乗りラプソーンの下へと急いだ。



そして最後の戦いが始まる。



ウタたちは神鳥の杖に祈りをささげた。



それを邪魔するようにラプソーンは様々な攻撃を仕掛けてくる。



四人が祈ると賢者の魂が杖から解き放たれ、オーブの光と重なり合った。



次々と解き放たれる賢者の魂。



その間も激しい攻撃がウタたちを襲う。



最後の魂が解き放たれた。
杖は輝きを増している。



七つのオーブがラプソーンの結界を取り囲む。



そして結界は光と共に消し飛んだ。



怒り狂ったラプソーンの攻撃はさらに激しさを増す。



それを耐え抜き、ウタは渾身の一撃を放つ。



そしてその時は訪れた。
ついにラプソーンを倒したのだ。



激しい光と共に消滅するラプソーン。



世界に輝きが戻った。



それを見届けたレティスはまた何処かへ飛び立って行った。
我が子の魂と共に。



ラプソーンの消滅により呪いが解け、元の姿に戻ったトロデとミーティア。



そしてトロデーン城も元の輝きを取り戻した。
植物にされていた人々も無事の様だ。



復活を祝う宴が夜遅くまで続いた。
どの顔も笑顔にあふれていたのだった。




数か月後。
今日はミーティアとチャゴス王子の結婚式の日。



近衛隊長となったウタも護衛のため聖堂を訪れていた。



チャゴス王子も相変わらずの様だ。
不安げな様子のミーティア。



そして結婚式は始まった。
ウタは式場に入ることは許されていない。



しかしウタは飛び込んだ。
ミーティアはこの結婚を望んでいないからだ。



一緒に逃げてというミーティア。



ウタはうなずき、その手を取り駆け出した。
この後、二人がどうなったかは別のお話……




 


 

さすが次世代機のドラクエだけあって、ものすごいボリュームでした。
そういえば今の時代の次世代機はプレステ5になるんでしょうが、私の思う次世代機はプレステ2です。
今回の記事では全6回に収めたかったので、だいぶイベントを端折っています。
クリア後にとあるイベントをこなすことで真エンディングを見ることができますが、今回は記事に書いていません。
そこまで書くと6回じゃ収まらなくなっちゃいますから。
なぜ主人公は呪われなかったのか、ミーティアとのその後はなどが真エンドでは語られます。
3DSにも移植されていますが、そちらはゼシカエンドも追加されています。
ぜひ一度プレイしてみてください。

 

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【今回紹介したソフト】

 

 

 

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