ゴミの山を漁れ!



平和だったドールの町は地下からあふれ出た魔物に襲われていた。
魔物たちはエトナ姫の魂まで奪ってしまう。
エトナ姫を救う為、多くの若者が地下へと降りていった。
しかし誰も戻ってはこなかった。
あの勇剣士ルウでさえも。



最後の希望は一人の若者ウタだけだ。
王はウタにすべてを託すのだった。



ウタは町で準備を整えると地下ダンジョンへと向かった。



そこには凶悪な魔物たちがひしめいている。



ウタはまだ弱い。
そんな時に人食い熊に出会ってしまったらひとたまりもないだろう。
逃げることも時には必要なのだ。



魔物を倒すと宝を落とすことがある。
重要な収入源だ。



ダンジョンには誰が残したのかも分からないが、そこかしこにゴミの山がある。
ウタはそれを見ると嬉々として漁り始めた。
ゴミの中にも宝が隠されていることがあるからだ。



ゴミ漁りにも飽きてきたころ、ウタは小さな鍵を見つけた。



そういえば鍵のかかった扉があったな。



ウタは鍵を開けると扉を蹴り開け、中に躍り込んだ。



ダンジョン内では他の冒険者と出会うこともある。
彼らは有益な情報をウタにもたらす。



壁に書かれた文字を見つけた。
これはルウが書き記したものだ。
ウタはこれを頼りに進んでいった。



ウタが彷徨っているルウの残した盾を見つけた。
しかし盾は急に襲い掛かってきた。



盾は意外と攻撃力が高い。
ウタはひるむことなく盾を倒した。
すると動かなくなった盾はウタの物となった。



落とし穴の続く細い通路の先では船の模型を見つけることができた。



ダンジョン内を流れる川岸で模型を使うと、それは大きくなりウタを運んだ。



川を進んだ先で見つけたのはルウの鎧だ。
盾と同じようにウタに襲い掛かってくる。
ウタは落ち着いてそれを倒し、自分の物とした。



盾、鎧とくれば次は剣だろう。
ウタの思った通り、ルウの剣はあった。
やはり襲い掛かってくる。



剣だけあって攻撃力は盾や鎧とは比較にならない。
苦戦しながらもウタはルウの剣を手に入れるのだった。



だいぶ深くまで潜って来た。
そしてウタは謁見の間へとたどり着いた。
しかしそこに魔王はいない。
ただ石像があるだけだ。
怪しい。
ウタが石像に触れると、それは動き出しウタに向かってくる。



しかし動きは遅い。
ウタは石像の攻撃をかわし、攻撃を繰り返す。
そして石像は動かなくなった。



ウタは石像の傍らで不思議なマークを見つけた。
何に使うものかは分からないが、なんだか気になる。
ウタはそれを持っていくことにした。



マークを見つけた近くで王女の冠も見つけた。
王女の魂はこの近くにあるに違いない。



エトナ姫を見つけた。
しかしどこかおかしい。



ウタが近づくとエトナ姫は急に襲い掛かって来た。
このエトナ姫は偽物だったのだ。
いくら偽物とはいえ、姫の姿をしていると戦いにくい。
ウタはその場を逃げ出した。



別の小部屋に入ると、またエトナ姫が現れた。
王女の冠が淡い光を発している。
今度は本物の様だ。



冠を手にするとエトナ姫の魂は自分の体へと戻って行った。
エトナ姫を救出することができたぞ。
残るは魔王だけだ。



魔王の居場所を求めてダンジョンを彷徨っていると、急にマークが輝きだした。
気が付くとウタは見知らぬ小部屋の中にいた。



ここで現れる魔物はこれまでの階層で現れたものよりもはるかに手強い。



何度も迷いながら進むウタ。
そしてウタは短剣を見つけた。
攻撃力は高くなさそうだが、不思議な力を感じる。
ウタはそれを懐にしまった。



あ、誰かいるぞ。
その人物はルウと名乗った。
あの勇剣士ルウだ。
生きていたのか。



ルウは言った。
私は地下世界の魔王だと。
ルウは魔王を倒し、自分が新たな魔王となっていたのだ。
ルウの装備品を渡せば仲間にしてやると持ち掛けられた。



ウタはそれを断った。
そして最後の戦いが始まる。



ルウは強力な魔法を放ってきた。
危ないっ。
しかし懐にしまっていた短剣が光だし、その魔法をかき消した。



今だっ。
ウタはルウのスキをつき、剣を振るった。
その刃はルウを斬り裂く。
ついにルウを倒したのだ。



城に帰ったウタをエトナ姫は温かく迎えてくれた。
そしてウタに勇剣士の称号を与えてくれたのだった。



しかし平和は長くは続かないだろう。
魔王ルウは倒したが、暗黒世界が無くなったわけではない。
勇剣士ウタは次の戦いに備えるのだった。




 


 

私が初めてプレイした3DダンジョンRPGが今作です。
オートマッピング機能といった素敵システムはもちろんありません。
方眼紙片手にプレイしました。
今作の特徴は命中率の低さでしょう。
敵もやたらと攻撃をはずします。
そしてたまに当たる攻撃のダメージが一定ではないんです。
一桁の時もあれば、100近いダメージを喰らうこともあります。
ほとんど運任せです。
システムは洗練されてはいませんが、好きなタイトルの一つです。


 

【今回紹介したソフト】

 

 

 

 

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