同僚大活躍



今まさに壮絶な戦いが始まろうとしていた。
突如として現れたシンジケートは、この平和な街をその強大な力で犯罪の渦巻く無法地帯へと変えてしまった。
このシンジケートは警察ですらその支配下に置き、人々を恐怖のどん底に陥れた。
街の治安は悪化の一途をたどり、誰の目にも絶望しか映らなかった。



しかし、ついに勇気ある若者たちが立ち上がった。
アクセル、ブレイズ、アダムの三人である。
彼らはこの街の警官であったが、腐りきった警察に見切りをつけ、シンジケートの壊滅を目指して戦い抜くことを誓い合った。
己の鍛え上げた肉体を武器に、たった三人で…
その拳にすべてをかけて…



夜の街、ここから戦いは始まった。
アクセルは単身、戦いを挑んだのだ。
迫りくるシンジケートの構成員たち。



アクセルはマーシャルアーツの使い手だが、時には落ちている鉄パイプを武器とすることもある。
悪人に容赦は必要ないのだ。



そんなアクセルの前に、巨大なブーメランを持つ男が現れた。
この地域を仕切っているボス、アントニオだ。



アントニオは離れた場所からブーメランを投げつけてくる。
接近戦が得意なアクセルは分が悪い。



しかしアクセルも負けてはいない。
かつての同僚警官に助けを求めるのだ。
警察の中にもまだ頼れる仲間は残っていた。
駆け付けた警官はアントニオ目掛けロケットランチャーを発射。



アントニオは炎に包まれた。



アントニオの仇と、両手に鉤爪を付けた男、サウザーが襲い掛かって来た。
しかも手下を引き連れている。
卑怯なヤツめ!



アクセルはその鉤爪をすんでの所でかわし、拳を打ち込んだ。



サウザーを倒したアクセルの姿は海岸にあった。
雨が強く降りつけている。



鞭を振り回すボンデージ女や拳法使いもアクセルのゆく手を阻む。



顔にペイントを施したプロレスラーが現れた。



アバデデというその男の得意技はラリアット。
その強烈な一撃を喰らったらひとたまりもないだろう。



アクセルはシンジケートを滅ぼすため突き進む。
工事中のハイウェイにもヤツらは徘徊している。
地面の穴に落ちないよう気を付けながらの戦いは精神をすり減らされてしまう。



そんなアクセルに追い打ちをかけるかのように、火吹き男、ボンゴが現れた。



火には火だ!
アクセルは再び同僚警官を呼び出した。
火を噴くロケットランチャー。



危うくアクセルに当たるところだった。



船上での戦いは苦戦を強いられた。
敵に囲まれてしまったのだ。
しかしアクセルは落ち着いて一人ずつ倒していった。



危機を乗り切ったと思った矢先、鬼姫と夜叉という二人組の女に襲われてしまった。



素早い同時攻撃に翻弄されるアクセル。



その攻撃をかわしつつ、アクセルは待った。
そう、同僚警官がやって来るのだ。
彼は船上であろうとパトカーで突っ込んでくる。
頼もしい仲間だ。



ついにシンジケートの本拠地に乗り込んだアクセル。
あ、あれはアントニオだ。
服の色は違うがヤツに違いない。



サウザーやボンゴもいるぞ。
皆、服を着替えてきたようだ。



豪華な扉の前にたどり着いたアクセル。
怖いほど静かだ。



アクセルが扉を開けると、シンジケートのボス、Mr.Xが待ち構えていた。



Mr.Xはアクセルに仲間にならないかと持ち掛けてきた。



「NO」
アクセルは即答した。
ここへはヤツらを滅ぼすために来たのだから。
それを聞いたMr.Xは手下を呼び寄せた。



そして自らも立ち上がるとサブマシンガンを乱射し始めた。
どこまでも卑怯なヤツだ。



アクセルの怒りは頂点に達した。
鉄パイプを手に取ると、隙を突き、Mr.Xを殴り飛ばした。



倒れるMr.X。
そして散らばる銃弾。



その時、どこからかブレイズとアダムが現れた。
彼らもきっとどこかで戦っていたのだと信じたい。



ビルの外では同僚警官が待っていた。



彼には本当に助けられた。
今回最も活躍したのは彼ではないだろうか。



平和を取り戻した街を見ながら、アクセルはそう思うのだった。



 


 

今作はセガから発売されたベルトスクロールアクションで、シリーズ化されています。
各ラウンドで1回だけ使えるスペシャル攻撃が、同僚警官による援護射撃です。
タイトル通り素手で戦うアクセルたちに対し、彼は遠距離から圧倒的な火力で敵を殲滅していきます。
この援護射撃があるからこそ、シンジケートは壊滅したのかもしれませんね。



【今回紹介したソフト】

 



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