ウタは荒野を越え、科学の都にたどり着いた。
しかし、都は高い壁によって閉ざされている。
入り口と思しき場所には見張りがいたが、中に入れてくれる様子はない。



しばらく悩んでいると、見張りは交代の時間でどこかへ行ってしまった。



これ幸いと中に入ろうとするが鍵がかかっている。
よく見ると鍵穴の代わりにスリットがあった。
ウタは大賢者から授かったカードを差し込んだ。
すると門が開き、やっと都へと入ることができた。



科学の都の名の通り、近代的な建物が並んでいる。
しかしそれは大昔の人類から受け継いだ遺産らしい。
現代の人類では作り出すことはできないのだ。



ここにもソロンの魔の手は及んでいた。
闇の世界からドラゴンを呼び出したらしい。
だが住人たちはドラゴンを恐れてはいない。
科学の力で倒せると信じていた。



都にある「科学の遺跡」にはとてつもない何かが眠っているらしい。



街中にある巨大なランスのような奇妙な柱も遺跡の一つ。



その時、都に巨大なドラゴンが現れた。



都の兵士たちがドラゴンを包囲した。
兵士たちの総攻撃だ!



しかしドラゴンはびくともしない。
ドラゴンの吐く炎によって兵士たちは倒されてしまう。



ウタもその衝撃により地下に落とされてしまった。
そこは科学の遺跡の中だった。
動かない謎の巨人が横たわっている。



巨人の謎を確かめるため、ウタは議事堂にやってきた。
そこで待っていたのは都を管理する人工頭脳だった。
彼が言うには巨人「アルパアーム」と呼ばれる大昔の兵器だという。



ウタはアルパアームを動かすための情報を求めて、都をさまよう。
無人の露店を訪れたとき、一つのヘルメットが目に入った。
例のごとく勝手に持ち出すウタ。



都の科学者に見せると、このヘルメットはアルパアームを動かすための装置だという。



その時、またドラゴンが現れた。



ウタはアルパアームのもとへと急いだ。
胸の部分に現れた操縦席に乗り込むウタ。



ヘルメットをかぶると巨人が動き出した。
ついにアルパアームは復活したのだ。



ドラゴンに立ち向かうアルパアーム。
しかしその攻撃はドラゴンには通じない。
逆に炎の攻撃にさらされてしまう。



武器があれば…
そうだ、広場にあった柱だ。



アルパアームは柱を手にした。
これはアルパアームの使うべき武器「ランス」だったのだ。



ランスからすさまじいイナズマが放たれる。
その攻撃により、ドラゴンは跡形もなく消し飛んだ。



ドラゴンを倒したウタのもとに驚きの情報が伝えられた。
なんとソロンがサムライソードを手にしてしまったというのだ。



ソロンの潜む闇神殿へと急ぐウタ。



アルパアームのランスで攻撃を仕掛けた。



しかし闇神殿はびくともしない。



こうなったらアルパアームで乗り込むしかない。
だが、闇神殿は宙に浮き始めたのだ。



アルパアームのジャンプ力では闇神殿には届かない。



その時、闇神殿から何かが飛び出した。
こちらに向かってくるそれはワイバーンだった。



ウタはアルパアームの操縦席から飛び出し、ワイバーンへと乗り移る。
これで闇神殿へ行けるぞ!



ついに闇神殿へ乗り込むことができた!



闇神殿の中をさまよっているうちに、ソロンによって閉じ込められていたかつての光の魔法使いと出会う。



男はウタに聖水を託すと息絶えてしまった。



聖水を携え、さらわれてしまったサリアを探すウタ。
そんな時一体の石像を見つけた。



その顔はサリアにそっくりだ。



ソロンの呪いを解くという聖水を石像に振りかけてみる。
すると石像は元のサリアに戻った。



とらわれているときに知ったというサリアに導かれて、ウタはサムライソードのもとにたどり着いた。
しかし、サムライソードはソロンの呪いにより闇神殿とつながっていた。



ウタは光の雫を使い、サムライソードを取り外すことに成功する。



その時、すさまじい振動がウタたちを襲った。
サムライソードと闇神殿を切り離したため、闇神殿が地上へと落下し始めたのだ。



闇神殿から脱出しようとした時、不気味な声が響いた。
「闇こそ我が安らぎ。光を投げかけたのは何者だ…」



ついにソロンが現れた。



ウタはサムライソードを手に、ソロンに切りかかった。



しかしソロンが呪文を唱え始めると、ウタは金縛りにあってしまう。



サリアが解除の呪文を唱えると、ウタの手に少しだけ力がよみがえった。



ウタは思い切り薙ぎ払った。
その攻撃を受け、ソロンは倒れ伏した…



その時、再び不気味な声が響いた。
「我々はもう長い長い時を、闇の中でさまよっていた…」



するとソロンが生き返った!



巨大な闇のオーラがソロンの体から迫ってくる。



「愚か者め。己の無力を知れ!」
ウタはすさまじい勢いで地面にたたきつけられた。



ソロンは言った。
「私の安らぎは闇の中にしかない…。世界を闇に包まなければ我々の魂に安らぎはない…」
我々?



ウタは見破りのオーブでソロンを見た。
そこには闇に縛られた無数の魂の塊が見えた。



ウタは最後の力を振り絞り、サムライソードを構えた。
「サムライソードよ、闇の呪いを切れ!さまよえる魂たちよ、天に還れ!」



ウタはサムライソードで切りかかった!



突然巻き上がる炎。
ウタとソロンは火の海に飲み込まれた。



落下していく闇神殿。



闇神殿は地面に叩きつけられた。
魔法の力で脱出したサリアは、たくさんの魂が天に昇るのを感じた。



ソロンの正体は大昔の戦争で死んだ人々のさまよえる魂が、闇の力で固まったものだったのだ。



静けさがよみがえった空に大賢者の厳かな声が響く…



「闇に縛られし魂たちは浄化された。世界には再びあまねく光が満たされるであろう」



その時、一人の影がサリアの前に現れた。



それはウタだった。
「俺たちは使命を果たせた。しかし、これからはこの荒れ果てた世界を立て直していかなければ」



「さあ行くぞ!新たな地平へ!新しい世界を、今度は俺たちの手で!」



ここに新しい伝説が生まれた…
そして永遠に語り継がれるであろう。
遠い昔か、遥かな未来かも定かではない時代の物語として…




 



今作はカプコン制作のアドベンチャーゲームです。
いきなりラスボス戦から始まるというアツい展開ですが、やはりあっさりと負けてしまいます。
その後、サムライソードと光の魔法使いを探して旅に出ることになるんですが、光の魔法使いはあっさりと見つけ出すことができました。
もっと引っ張るかと思ったのに、最序盤で見つけてしまうのです。
全4章からなりますが、それぞれの章は短めです。
コマンド総当たりで進めてしまいますが、戦闘時のみ気を付けないとゲームオーバーになってしまいます。
ゲーム自体はあっさりとクリアできるので、何かの隙間時間にぴったりの作品です。
 

 

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