ファミコン史に残る難事件が発生する
爽やかな風が吹く6月のある日、探偵のチャールズと助手のワトソンはミシシッピー河を下る汽船デルタ・プリンセス号に乗っていた。
優雅な船旅のさなか、誰が殺人などという恐ろしい出来事を考えられただろうか。
チャールズたちは散歩がてら他の乗客に挨拶して回ることにした。
最初に訪れたのは1号室。
まさかここであんな凄惨な出来事が発生するとも知れず、チャールズは扉を開けた。
チャールズが一歩足を踏み出した途端、床が抜け落下してしまった。
何者かによって仕掛けられた罠だったのだ。
-GAME OVER-
物語はふりだしに戻った。
チャールズたちが次に訪れたのは16号室。
部屋に入ると、キラリと何かが光った。
光ったその物体はまっすぐとチャーリー目掛け飛んでくる。
その光とはナイフだった。
ナイフはチャールズの頭部へと突き刺さった。
何者かによって仕掛けられた罠だったのだ。
-GAME OVER-
物語は再びふりだしに戻った。
チャールズたちは4号室を訪れた。
なんとそこには倒れている人物がいた。
近づくとその人物はすでに死んでいた。
数々の苦難を乗り越え、チャールズたちはやっと死体を発見することができたのだ。
チャールズが真っ先に向かったのは船長室。
事件の発生を船長に知らせるためだ。
船長に同行してもらうと、被害者の名前がブラウンだということが分かった。
手に入れた証拠品は自室で調べるとこができる。
そこから新たな発見があることも。
事件も佳境に迫ったとき、証拠品として手に入れた手紙から犯人につながる人物の名前が出てきた。
その者の名はゴールデン。
だが容疑者にその名前の者はいない。
しかしチャールズには事件の真相が見えていた。
ある人物の部屋を訪れ告発したのだ。
その人物の名はベロニカ・ゴールデン。
彼女が名乗っていた「テーラー」とは偽名だった。
ブラウンによって自殺に追い込まれた父親の仇を討つことが彼女の目的だったのだ。
その時、乗客たちが訪れ彼女を弁明した。
殺されたブラウンの方に非があると。
ブラウンと争ったときに偶然銃の引き金を引いてしまったのだと。
判事のカーターも自己防衛だと主張する。
こうして事件は終わった。
犯人の自供によって事件の真相は明らかになりました。
しかしすべてが終わっても、まだ残された謎があります。
それは、2つの部屋に仕掛けられた即死トラップの存在。
誰が何のために手のかかる罠を仕掛けたのでしょう。
今回のプレイでは、1号室から順番に捜査をしていきました。
捜査を始めた直後に訪れたゲームオーバーは衝撃的でしたが、それ以上にショックだったのが、ある程度捜査を進めた後の16号室でのゲームオーバーです。
ゲームオーバーになるとタイトル画面に戻されてしまいます。
もう一度捜査のやり直しです。
罠の存在が判明してからは慎重に捜査していきましたが、どうしても行き詰ってしまいました。
それもそのはず。
近づかないようにしていた罠の部屋にも証拠品が隠されていたからです。
聞きしに勝る難易度でした。
【今回紹介したソフト】