エンディングまで、泣くんじゃない。



1900年代のはじめ、アメリカの田舎町に黒雲のような影が落ち、ひと組の夫婦が行方不明になった。
夫の名はジョージ、妻の名はマリア。
2年ほどしてジョージは家に戻ったが、マリアはとうとう帰って来なかった。



1988年、マザーズデイの町はずれ。



住人たちはポルターガイストに頭を悩ませていた。
主人公である少年の住む家も例外ではなかった。



突如襲い掛かってくる家具や人形。



人形の中に隠された古いオルゴールを見つけ、そのメロディーを記憶した。
各地に隠されたメロディーを集めていくことも目的の一つ。



少年は皆を守るため冒険の旅に出ることになる。



少年には不思議な力「PSI(超能力)」があり、テレパシーを使い動物とも言葉を交わすことができる。
愛犬の首輪の裏から地下室の鍵を見つけた。



地下室には曾祖父の遺した日記があった。
そこには謎の言葉が記されていた。



家の外でも何者かによって操られている人や動物たちが襲い掛かってくる。



マザーズデイの町の中でも、ゾンビが蘇ってくるという異常事態が。



動物園では逃げ出した動物たちが襲ってくる。



そこで少年は謎の宇宙人と戦うことになる。



撃退すると、暴れていた動物たちがおとなしくなった。
騒動の元凶は宇宙人なのか?



カナリヤやサルから新たなメロディーを教えてもらいながら冒険を続けていく。



そんな中、少年は不思議な世界マジカントへとたどり着いた。



その国の女王クイーンマリーは歌を忘れてしまっているという。
女王は、歌を思い出したときに何かが起こると少年に告げた。



そして少年は旅の仲間たちと出会う。



強敵ドラゴンを倒しメロディーを手に入れることもあった。



時には列車で、時には戦車に乗って冒険することも。



戦車を使って、巨大ロボR・7037を撃破!



とある湖で、少年たちの乗ったボートは湖底にあった謎の施設へと吸い込まれてしまう。



そこで待っていたのは、曾祖父が作ったというイブというロボットだった。



少年を守ることが使命だというイブは、一緒に戦うことになる。



そこへ襲い掛かってきたR・7038XXというロボット。
少年たちはもちろん、イブでさえ歯が立たなかった。



イブは少年たちを守るため自爆をし、R・7038XXを倒すのだった。



イブの亡骸からメロディーが流れてきた。



最後のメロディーを集めたとき、少年たちの姿はマジカントにあった。
女王にメロディーを聞かせたとき、女王はすべてを思い出した。



自分をさらった宇宙人たちの子どもギーグを育てたこと…



自分が少年の曾祖母のマリアであることを…



そして女王は風の中に消えていった。



そして女王の意識が生み出した幻の世界マジカントも消えてしまった。



次の瞬間、少年たちの前に巨大な宇宙船が現れた。
そこには地球侵略を目論む宇宙人ギーグの姿があった。



そして襲い掛かってくるギーグ。



ギーグは少年に話しかけた。
「あなた一人なら助けてあげてもよい」と。



少年は大切な人たちの住む地球を守るため戦うことを選んだ。
しかし少年たちの攻撃はギーグへと届かない。



攻撃をやめ、少年は歌った。
急に苦しみだすギーグ。
少年たちが集めてきたメロディーこそ、マリアがギーグに聞かせていた子守唄だったのだ。



少年たちは歌によって地球を救った。
ギーグは人類の前に再び姿を現すと告げる。



そして宇宙船は飛び去って行った。
少年たちの冒険は終わったのだ。







自分たちをさらった存在にまで愛情を注ぐマリア。
そしてそのマリアを救うためなのか、一心不乱に研究や開発に没頭するジョージ。
今回の記事には登場しませんが、自らを犠牲にしてまで主人公を守ろうとするフライングマン、そしてイブ。
大人になったいま改めてプレイすると、子どもの頃にプレイした時とは違う印象を受けました。
「名作保証」というキャッチコピーのとおりの作品だと思います。

 

 

 

【今回紹介したソフト】

 

 

 

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