MSXからの移植作



あるところにある古びた屋敷。
その屋敷には、日本中の妖怪が偉いお坊さんによって封じられていた。



ところが、妖怪たちを封じていたお札を、コウジ君と一緒に肝試しに来ていたリカちゃんが剥がしてしまったから、さあ大変。
妖怪たちはよみがえり、リカちゃんを屋敷の中にさらってしまった。



リカちゃんを救うため、コウジ君は懐中電灯を武器に、妖怪屋敷に乗り込んでいく!



屋敷の中は迷路のように入り組んでいる。



各ステージの目的は、お札を5枚集め、ボス妖怪を倒すこと。



似たような部屋が多いうえ、ループもしているためマッピングが必要。
一応オートマッピング機能はついているがこれでは不足。
そのマップ構造は「凶」や「呪」といった不吉な言葉ばかり。



特にステージ3は透明な隠しルートを見つけなければクリア不能。
それが何か所もある鬼の難易度。



隠しエリア「地獄」もあり、行くためには決められた場所で自滅しなくてはいけない。
地獄では武器のパワーアップが可能。



ステージ最後に待ち受けるボス妖怪たちは、個性的なやつばかり。
ステージ1のボスは、生首の妖怪「菊の進」
髪の毛を伸ばして攻撃してくる。



ステージ2のボスは、獅子舞の妖怪「テケテン」
羽根つきの羽根を飛ばしてくる。



ステージ3のボスは、三つ目入道「げっぷ」
その名の通り、口からのげっぷ攻撃は強烈。



ステージ4のボスは「武者入道」
手に持った刀ではなく、小刀を投げつけて攻撃してくる。



ステージ5のボスは般若のような「のろい」
電撃による連続攻撃は厄介。



「のろい」を倒すとすぐに最終戦が始まる。
ラスボスは大仏のような妖怪大魔王「ばちあたり」
無数の手を飛ばしてくる。



「ばちあたり」を倒し、無事にリカちゃん救出に成功。
二人は屋敷を後にした。







今作はMSXの同名作をディスクシステムに移植したものです。
移植に際しグラフィックも強化され、妖怪たちはより恐ろし気に描かれています。
BGMも耳に残る名曲揃いです。

前述のステージ3では、マップが「凶」の文字であることに気付くのが遅れ、クリアにだいぶ時間がかかってしまいました。
似たようなというか、ほぼ同じ構造の部屋が多数あることもその一因かもしれません。

ステージ3以外は、それほどお札集めに苦労はしませんでした。
それよりも厄介なのが、ボス部屋探しです。
ボス部屋自体も隠されているのですが、その発見方法が、お札を5枚所持した状態で特定の場所に行くだったり、わざと穴に落ちて自滅するだったりします。
最終ステージのボス部屋を見つけられたのは、運がよかったとしか言えません。
操作ミスで落ちた穴がぐうぜんボス部屋でした。

逆にボス戦は非常に簡単で、ダメージ覚悟のごり押しで倒せてしまいます。
ちゃんと正規の倒し方をしようと思ったら大変なのかもしれませんが。

 

 

 

【今回紹介したソフト】

 

 

 

レトロゲームプレイ日記一覧 ~ファミコン~ >>