グルメマンガ「美味しんぼ」のゲーム化作品
究極のメニューを作るために呼ばれた食通の先生方に、フォア・グラよりもおいしいものを食べさせると約束した山岡士郎。
同僚の栗田ゆう子と一緒に最高のアンキモを探すことになった。
資料室で「ニッポンのサカナ」という本で調べたり、漁師を酒でそそのかしたりしながら、季節外れのアンコウを追う二人。
そしてついにアンコウを獲ることに成功。SF映画に出てきそうな姿をしている。
そしてここからが、この作品の目玉である怒涛のバッドエンドラッシュが始まる。
アンコウを殴って、腕の骨を折ったり・・・
せっかく獲ったアンコウを海に捨てて、世の中が嫌になったりと、いくつもの罠が仕掛けられている。
いくつものバッドエンドを経て、ようやく手に入れたアンコウのキモ。
大原社主は、新しい味を見つけようとする気がない食通ではなく、山岡と栗田に究極のメニューを探すよう命じた。
と、こんな感じで原作に沿っているようで沿っていないストーリーが展開されます。
私は原作マンガが好きで、山岡と栗田が結婚して子供が生まれるくらいまでは購入して読んでいました。
このゲームは、ストーリーはともかく、キャラクター像が原作とはかけ離れすぎています。
とくに顕著なのが山岡の父親であり、ライバルの海原雄山です。
原作の威厳がまったく感じられません。
さらに、BGMはクラシック曲などが延々と流れるだけ。
せめてアニメ版の曲を使ってくれればよかったのに・・・
【今回紹介したソフト】