赤毛の剣士アドル 最初の冒険


物語は、アドルがミネアの町にたどり着いたところから始まる。


町の占い師サラから、イースの本を探すように頼まれた。


町の外に出ると魔物がうろついていた。ジャンルはアクションRPG。
敵に体当たりすることで攻撃できる。その際に半キャラ分ずらさないと大ダメージを受けてしまう。



本作はパソコンからの移植作だが、マップはファミコン版独自のものとなっている。


 

また、ストーリーも一部変更された。



ファミコン版オリジナルのボスも存在する。


イースの本を探す中での出会いや別れを経験しながら、アドルは成長していく。




オリジナルのパソコン版は未プレイなので、比較対象はPCエンジンのイース1・2ですが、まったくの別物という感じがしました。
一番気になったのは、アドルの移動速度の遅さと操作性です。
そのせいで一部ボスが異様なほど強くなっていました。特に最終ダンジョンとなるダームの塔内のボスはどれも強敵でした。

ゲーム中盤まではレベルを上げることで対応できていましたが、ダームの塔攻略時のレベルはMAX。装備も最強のものとなっているので、ごり押しは効きません。純粋にテクニックだけが要求されます。

ただし、ラスボスだけは簡単に倒すことができます。
ラスボス戦の前に、その分身と戦うのですが、これはいらなかったのではと感じました。
見た目も弱さも攻撃パターンもほぼ一緒でしたから。



また、ラスボス撃破後に地上に戻ってイースの本を老婆に読んでもらうことでエンディングが始まるのですが、本来はダームの塔の最上階で読んでいます。
そのため、エンディングでのメッセージに矛盾が生じてしまっています。



PCエンジン版の評価が高いだけに、ファミコン版の粗が目立ってしまいます。マシンスペック的な要因もあるかもしれませんが。
イース初プレイがファミコン版だったら、ここまで違和感は感じなかったのかもしれません。

 

 


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