プロ野球にはペナントレースを牽引する活躍を見せる選手や、次代のプロ野球界を担う若い選手が、毎年のように登場する。昨シーズンは山田哲人(ヤクルト)がリーグトップとなるシーズン193安打をマークして大ブレイクした。はたして今季も、ファンを魅了するパフォーマンスを見せてくれる選手はいるのだろうか。7人の解説者に「今季イチ押しの選手」を挙げてもらった。
ヤクルトナインが語る「黒田博樹ツーシーム体験記」
■田口壮氏(元オリックス、カージナルスほか)
「やはり今年は広島の黒田博樹(投手/右投右打)ですね。黒田が復帰したことによって、すでにいろんな影響が出ていると思うのですが、将来、アメリカに行きたい投手にとっては黒田のピッチングというのはすごく参考になると思います。黒田博樹の投げるボールの軌道であったり、球数の少なさには驚いているはずです。いかにストライクゾーンで勝負することが大事かを示してくれています。
一方、将来メジャーに挑戦したい打者にとっても、黒田博樹のピッチングはメジャー投手を攻略するヒントになります。メジャーで5年連続2ケタ勝利の投手が日本に来ることなんて、なかなかないですからね。黒田の日本球界復帰は、特に若い選手たちにとっては投手、野手問わず、いい影響をもたらすはずです」
■与田剛(元中日、ロッテなど。第2回と第3回WBC投手コーチ)
「先発から抑えに転向した楽天・松井裕樹(投手/左投左打)に注目しています。彼のいいところというのは、三振を取れること。必殺パターンを持っていますよね。それに今年はコントロールが良くなっているので、自滅することがなさそうです。私は、リリーフの適性はあると思っています。ただ、大久保博元監督をはじめ、首脳陣、フロントは本当に勇気ある決断をしたと思います。『リリーフがダメなら先発に戻しましょう』とは簡単に言えないでしょう。そこまでの覚悟があっての転向だと思いますので、彼らしい豪快なピッチングを見せてほしいと思います」
■山崎武司(元中日、オリックス、楽天)
「今年、大化けする可能性を秘めているのがDeNAの筒香嘉智(外野手/右投左打)です。昨年に比べ、今年は打球が強くなっている。バッティングの形が完成しつつある証拠です。トップを作ってからしっかり振りにいっているので、強いスイングができるし、インパクトの瞬間にパンチをかけられる。だから、振り遅れたとしても逆方向に強い打球がいく。あの打球が打てれば、率も残すでしょうし、大きなスランプはなくなると思います。
彼の悪い時というのは、トップを作る前に打ちにいってしまうのでインパクトが弱かった。でも今年の筒香は構えもどっしりしていますし、懐(ふところ)が深い。覚醒したと言ってもいいでしょう。インコースを捌(さば)くのもうまいし、今年は3割、30本塁打、100打点はクリアしてほしいですね。それぐらいは残せる打者です」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150406-00010003-sportiva-base