松山から高松の移動はJR四国「特急列車いしづち」を利用しました。

この路線はバスで移動する人も多いようなのですが、

自称「超ライトな乗り鉄」としては、ここは電車で。

時刻によってはアンパンマン列車に乗れる路線だったのですが、

今回は8600系に乗りました。デザインコンセプトは「レトロフューチャー」。

 

 

黒い顔面、、かつての蒸気機関車をイメージしているとか。

 

インテリア、プロダクトデザインの仕事柄、

もちろん車内のデザインも気になりますよね。

椅子の座り心地とか、いちいちチェックしてしまうのは職業病です。

明るいオレンジのシートは、愛媛のみかん色??と思ったら

瀬戸内の太陽をイメージしたカラーだそうです。

 

ちなみに、、

松山市内は路面電車が走っていて、

古い車両が現役で活躍しています。それが見れたのも楽しかった。。

 

 

今回は古い車両には乗れなかったので、(この辺がライトな乗り鉄感です。。)

次回はぜひ。

 

と、話がちょっとずれていますが、

高松に到着してホテルにチェックインした後、

すぐに向かったのは香川県庁です。

 

建築好きには有名な香川県庁東館。やっと訪れることができました。

 

 

建築家 丹下健三の代表作の一つで、国の重要文化財にも指定されています。

国内の戦後モダニズム建築を語るうえで重要な位置づけにある建物です。

猪熊弦一郎、剣持勇など当時の著名な美術家やデザイナーが参加しています。

建築のみならず、館内のインテリアや敷地内の庭園までもが、

今でも色あせない魅力を放っています。

 

 

特に、家具に携わる者として気になっていたのは、

ロビーのベンチや椅子、カウンターなどの什器。

地元の有名な工房、桜製作所が手がけた家具が今でも使われています。

デザインもかっこいい。そして壁面のアート作品との調和性も

素晴らしい。どこを切っても絵になるという、すごい空間です。

 

 

 

 

県庁なので、夕方までしか開いておらず、

時間いっぱいまで見学しましたが、時間が足りない。。。

建物のディテール一つ一つにこだわりが感じられるし

家具も、もっとしっかり見たいな、、と思っているうちに

タイムオーバー。1階のロビーの一部にこの東館について紹介する

展示パネルがありました。建築好きの方には、お勧めのスポットです。

 

 

県庁からホテルへの帰り道にも、見ておきたい建築スポットがいくつかあり

ぶらぶらと散策。

 

 

百十四銀行本店の緑青銅板の壁面。かっこいい。

高層ビルなのに、こういう質感を持つ建物はめずらしいですよね。

こちらの建築も有名で、内装は彫刻家の流政之が手がけたということで、

中も見たかったのですが、とっくに閉まっていました。。。

他にもいくつか見たかったスポットをうろうろと。

 

 

それでも、時間が足りなくて、見損なったものがたくさんあります。

 

香川県の名物はうどんだけではありませんね。

(もちろんうどん食べましたけど)

この日は早朝から歩き回ってくたくたになり、

ホテルに帰ってすぐに爆睡。

 

翌日はこの旅の最後の目的地

牟礼のイサムノグチ庭園美術館へ。