先日、休日に四国へ行ってきました。

初日は愛媛県松山市へ。朝一番に到着し、道後温泉に向かいました。

 

レトロな雰囲気の道後温泉駅

 

道後温泉本館は、ただいま改修工事中。

あの、歴史のある古い壮麗な外観の全貌を見ることはできませんでした。

ちょっと残念。しかし、この期間中しか見ることのできない景色があり、

それが今回の旅の目的の一つ目。

 

 

建物を覆うテントは大竹伸朗さんが手がけた「熱景」という作品です。

石鎚山や沸き立つお湯のイメージなどがチギリ絵で表現されていました。

原画を大きく引き伸ばして再現したテントは迫力満点。

巨大な白鷲は道後を象徴する鳥なんだそうです。

古い建物に覆いかぶさる、カラフルでパワフルな作品は、

改装期間中にしか見られませんので特別感がありますね。

これだけでもテンションが上がって、建物の周りをぐるぐる回っていると、

ドン!と太鼓の音が鳴り響き、朝6時の本館オープンの時間に。

すでに一番風呂に入る人が列を作っていました。建物は工事中ですが

本館は一部を除いて営業していて、もちろん私も朝風呂を楽しんできました。

 

大きなお風呂椅子と風呂桶の募金箱がありました。

 

今回松山の旅のお目当ては、愛媛県美術館で開催されていた

「大竹伸朗展」です。

 

 

大規模な個展で、東京や富山なども巡回する展覧会ですが

関西には来ないんですよね。。ということで、宇和島を拠点に活動する

大竹さんのホームに近い愛媛開催ということで、見に行ってきました。

 

数年前に香川県丸亀の猪熊源一郎美術館で開催された個展も

もちろん見に行ったのですが、今回個人的に良かったのは、私が大竹さんの作品に

触れるきっかけになった、音楽シーンでの活動について

展示ボリュームが結構多かったこと。当時のことをいろいろ思い出しつつも

今でも色あせない作品に打ちのめされる感じでした。

 

初期の作品から、最新作まで、見ごたえのある展示内容、

平面も立体もしっかり堪能することができました。

いつものようにパワーもらいました。熱い想いは尽きないですね。

やはりすごかった。

 

愛媛県美術館は、松山城のすぐ近くにあります。

時間の都合で、天守には登ることができなかったのですが

立派な石垣があるお城の周りは少し探索出来ました。

本当はもっとゆっくりお城見たかったなぁ、、。

 

また来る機会があれば次はゆっくり周辺を散策したいと思いました。

後ろ髪をひかれつつ、特急列車で移動しました。

車窓から瀬戸内の海を見つつ、次のお目当てへの思いを募らせ

高松へ向かいました。