お出かけするのに気持ちいい季節。

アウトドアやドライブも楽しいですね。

 

さて、皆さん道の駅を利用したことありますか?

ドライブの途中、気軽に立ち寄れるスポットとして

便利ですよね。その土地の名物が食べられたり、

ちょっとしたお土産を買い物するのが楽しくて、私もよく利用します。

 

先月、京都に新しい道の駅が誕生しました。

連日メディアでも取り上げられていますので

ご存知の方も多いのでは。

 

道の駅 「お茶の京都 みなみやましろ村」 

 

 

 

京都で唯一の「村」であることが自慢の、南山城村。

お茶畑が広がる、のどかな地域です。

特産品であるお茶のオリジナル商品がずらりと並んでいます。

 

実は、あるご縁があって、こちらの食堂で使う 椅子とテーブルを

うたたねでデザインさせていただきました!

 

先日、うたたねオーナーブログでもご紹介しました。

http://ameblo.jp/utatanedesign/entry-12268014977.html

 

 

食堂は、村で昔から伝えられているスローフードを中心に

訪れた人がほっとなごめるメニューを提供しています。

 

そんな食堂で使っていただく家具は、地元で採れたヒノキ材を

使用。

 

 

ちょっと写真が良くないので見づらいかも知れませんが、

背もたれの部分、片側はぴょこんと角が立っているの、

お分かりいただけますか?

今回の椅子は、この ぴょこん がポイント。

これは、茶柱がぴょんと一本立ったイメージなんです。

 

お茶が名物ですので、椅子の中にもお茶にまつわることを

取り込んでみました。名付けて「茶柱チェア」。

 

もちろん、ただイメージだけではなく、

この角があることで、かばんが掛けられますので

機能も果たしてくれます。

 

テーブルはシンプルに、使い心地が良く、

メンテナンスのしやすいデザインにしています。

 

たくさんの方が訪れる道の駅ですので、

レストランを利用する人が、ゆったりとくつろげて、

縁起のいい茶柱の椅子で楽しく食事をしていただきたい、という

思いを込めてデザインしました。

 

 

オープンしたばかりですが、

連日大賑わいとのこと。

臨時駐車場ができるほど、多くの方が詰めかけているそうです。

 

この新しい道の駅は、村人が主体となって

運営している、全国でも珍しい業態なのだそうです。

 

行政主導ではなく、村の人たちが知恵を出し合い

村の良さを活かして運営されています。

オリジナルのスイーツの開発や、レストランのフードメニューはもちろんのこと

例えば店内にディスプレイされている

小物や、食堂で使われている一部の食器などは、

村にある古い倉庫から出てきたものなのだそう。

 

今回このお仕事に関わることができたのは、スタッフとして参加している

グラフィックデザイナーの方とご縁があったからなのですが、

スタッフの方々の、この道の駅にたいする並々ならぬ情熱とこだわりが

随所に感じられます。それほど大規模な道の駅ではありませんが、

大きなショッピングモールにはない、ここにしかないものがたくさん。

 

ちょっとしたことですが、お手洗いのマークも

茶摘み姿の おとん と おかん になっていたり。。

 

 

小さい村だからこそのこだわりが感じられる

素敵な道の駅です。ぜひ訪れてみたください。

そして食堂の椅子とテーブル、ぜひ使い心地を試してみてくださいね。

 

道の駅みなみやましろ村

https://michinoeki.kyoto.jp/