あなたがもし、

「私なんて」と思ってしまうクセがあったり

ちょっと自信をなくしてしまっていたり、

 

無意識のうちに

自分を過小評価してしまっているとしたら、

 

とてももったいないな…と思うので、

少しだけお時間をもらえたら嬉しいです。

 

 

あなたがもっと幸せな明日を迎えるために、

その先を笑顔の未来にするために、

 

胸の奥に眠らせている「なりたい自分」を叶えるために、

あなたがもともと持っている力を開花させるのに、

 

必要なことがまず一つあります。

 

 

 

「できる」と思うこと。

 

「私もやればできる」と信じること。

 

 

 

「そんなこと言ったって無理」

「私には自信がない」と思う方もいるでしょう。

 

ここで無理と決めているのは「これまでの自分」です。

 

 

もう未来を見てタイムマシンで戻ってきたわけではないと思うので、

そんな現実があったわけでもないし、

誰かがそう言ったとしてもそうなると決まっている訳ではありません。

 

ただ「自分」が「そう決めている」だけなんですよね。

 

 

 

「そんなこと言ったって、私には難しい」という場合、

その「私」とは何でしょうか。

 

過去の失敗の記憶でしょうか。

他人から扱われてきたあなたでしょうか。生きてきた環境で作られたあなたでしょうか。

 

果たしてそれは、

明日からのあなたも必ずずっとそうだと本当に決まっているあなたなのでしょうか。

 

 

 

「私なんて」「私には無理」「自信がないから」といったような過小評価は、

 

過去の体験やこれまで生きてきた環境、

所属していた場所の常識や住んでいた国の文化、

他人から植え付けられた考えや

これまで関わってきた人間関係などによって、

 

いつの間にかつけられてきた「ラベル」であることがほとんどです。

 

 

缶詰や商品パッケージに貼ってあるあの「ラベル」です。

 

 

 

心理学では、このように人や自分にラベルを貼ることを「ラベリング」と言います。

 

 

ラベリング効果とも呼ばれ、

 

「他人からレッテルを貼られる・または自分自身でレッテルを貼ることで、

”そのレッテルに合わせる行動をするように心理が誘導されてしまう”効果」

 

のことを言います。

 

つまり、人はラベリングされた通りの人間になってしまうということです。

 

 

このラベリング効果が、良い方向に働いて人生をより良くしていくことを「ピグマリオン効果」、

 

逆にネガティブに働いてしまうことを「ゴーレム効果」と言います。

 

 

 

ゴーレム効果は、その人に対して周囲(自分も含む)の期待が低い場合、

期待通りにパフォーマンスが低下してしまうというもの。

 

 

「お前はダメな奴だ」と言われ続けていると

本当にそのようになってしまうという心理効果です。

 

 

実際にあったゴーレム効果の実験で、

 

成績の良い生徒を集めたクラスを半分に分けて、

半分には「必ずできる!あなた達は素晴らしい!」とプラスのラベリングを繰り返し、

もう半分には「お前たちは全然ダメだ」とマイナスのラベリングを繰り返したところ、

マイナスのラベリングを繰り返された生徒たちの成績が明らかに下がり続けた

 

というちょっとこわい例があります。

 

 

あなたはそれを、

他でもない大切な自分自身にやってしまっていたり・・・しませんか?

 

 

 

「自分なんて」「私には無理…」と言っている人は、

このゴーレム効果を一生懸命自分に対して起こしている状態と言えるかもしれません。

 

 

それはとてももったいないことなので、今すぐにやめてほしいと思います。

 

マイナスのゴーレム効果ではなくて

プラスに働くピグマリオン効果を、自分には起こしてあげて下さい。

 

 

その方法は、追ってゆっくり説明しますね。

 

実は人間の脳(無意識)には、「やりたい」「なりたい」と思うことを

叶えようとする素晴らしい力が元々備わっています。

 

もちろんあなたも持っています。

 

 

その力を働かせるにはちょっとした工夫があり

知ってると少し楽しいと思うので、また明日のブログで紹介したいと思います。

 

 

 

「私には難しい」

「そうは言ってもそう簡単には・・・」と

どうしても習慣的にそう思ってしまう場合は、

 

「でも、これからの私は違う」というように、

緩やかにプラスに変えることからはじめてみてはいかがでしょうか。

 

 

また、「私なんて」という言葉をちょっと掘り下げてみると、

自分にはできないと思う理由は何だろうという話にもなります。

 

たとえば過去に誰かから、「お前には無理だ」と言われたとしましょう。

 

でもその人は神様でもなく、その人が言うことが絶対正しいとは限らないはずですね。

 

 

たとえあなたがその時に何か失敗をしたのだとしても、

それを糧に次はできるようになったかもしれません。

 

より良いことが考えつけるようになったかもしれません。

その失敗のおかげでもっとうまいやり方を見つけているかもしれません。

 

エジソンが「失敗は成功の母」と言ったように、

大きな成功のための必要な経験だったのかもしれません。

 

 

もっと言えば、何事も初めからうまくいく人ばかりではありません。

失敗を繰り返してうまくできるようになることが多いでしょう。

 

その初めの頃の一部分の失敗を切りとって「できない」と決めつけるのは早計です。

 

また、その「初めの頃」というのも人によってペースはそれぞれなので、

単純に時間的なものできめられることではありません。

 

 

それどころか、「お前にはできない」と言った人が、

偶然何かむしゃくしゃしていた日だったなんてこともあるかもしれません。

 

その人がなんだかイライラしている時に、

思い通りに事が運ばないことへの苛立ちから放った八つ当たりの言葉だったかもしれません。

 

それを素直なあなたが受け取ってしまっただけかもしれません。

 

 

極端なたとえのようですが、

人に貼られたレッテルというのは、

ルーツを辿ってみると案外そんなものであることが多いのですね。。

 

 

 

「お前は〇〇だ」とネガティブなことを言ってきた人がいたとしたら、

それはあくまでもその人がその人の見解を言っていたに過ぎません。

 

その人は、その人の生い立ち、環境、その人なりの思考回路、

その日の気分などの要因からなる個人的見解で言っていただけなので、

「その人がその時そう考えたみたい」というできごとがそこにあるだけです。

 

あなたが無条件に鵜呑みにしなくてはならないことでは全くありません。

 

 

私達は社会の中で色々な人と支え合いながら生きているので、

周囲の考えがラベリングされるのは自然なことでしょう。

 

しかし今、それがゴーレム効果となってしまっているかも?

と思い当たった人は、

そのラベルを今すぐ剥がして下さいね。

 

 

あなたはちゃんと、できるんです。

 

人間の脳にはちゃんと、そうした力が備わっています。

思い込みの自信のなさは

捨ててしまいましょう。

 

 

 

ラベルを剥がして何にもなくなったところに、

「なりたい自分」のラベルを貼ります。

 

エイッと自分のリセットボタンを押して、

一度真っ白に初期化したところへ

「なりたい自分」という夢を新たにインストールしてください。

 

 

 

 

  「 夢を見ることができるなら、あなたはそれを叶えられる。」

           ― ウォルト・ディズニー ―