こんにちは。訪れてくださってありがとうございます。

 

今日は、前回お話しした息子の弱音&ネガティブ発言を

さてどーしましょう!

ということについてお話ししたいと思います。

 

時々、自信を無くしては凹みモード(ぐちゃぐちゃな投げやりモード?に入り

超絶ネガティブ発言をすることがある息子ですが

そんな時よく出るワードは

 

「もう無理」

「俺なんかもう全然ダメだ」

 

です。

 

もう無理か。。。

無理しないでいいよ。。と言ってあげたいところですが、

いやいや!

こればかりはそうは行きませんよね。

 

しかも「本当に無理」かというとそうではなく

どちらかというと甘えや弱気になった気持ちをこぼしている

「もう無理~」

です。

 

「俺なんか全然ダメ」

は、彼から見て”マジ神”な域のお友達や、

成績優秀なお友達と自分を比較しているからのこと。

 

中学受験、もちろん比較はつきものですが、

周り(他者)と自分を比較してしまうのは

あまり意味がないことですよね。

(わかっていてもやってしまいますが)

 

なぜなら、

人は人、自分は自分。

 

たとえば、暗記が得意な子が社会の暗記で高得点が取れたとしても、

暗記は苦手だけど国語の読解力はある、って子が

社会で同じ勉強方法をしたところで、同じ結果が出るわけじゃないし、

4教科の総合得点で言ったらどちらが高得点かわからないし、

 

短期的な得点だけじゃなく長期的な目で見たら

どちらが学力が高いのかはわかりません。

 

スピードに特化して時間内に沢山問題を解ける子と、

鈍くゆっくりな歩みだけれど確実に正答を導き出す力がある子、

 

浅く広い知識がまんべんなく全体的にある子と

そこまで広くないけれど特化した強みをいくつか持っている子、

 

どの瞬間のどこを切り取ってどのポイントで比較するかで

全然結果が変わってくるはず。

 

そもそも、うさぎとカメの話のように

今成績が良い子を

後からじわじわと基礎を積み重ねてきた子が

最後に追い抜いてしまうことがあるかもしれません。

 

そもそも学力の高い低いなんて、一側面や短期的な目線では

全く測れないものですよね。。。

 

だから本当は、他人と比較しても仕方ないんですよね。

 

だって得意分野も性格も、

勉強方法もレスポンス速度も

一人として同じ人間はいないわけです。

 

今の何がどう実を結ぶかなんて

誰にもわからない。

未来はわからない。

 

それでも

どうしても

比較して落ち込んでしまったり

焦ってしまったり

一喜一憂してふりまわされてしまうことってありますよね。。。

 

塾の先生がクラス同士やお友達同士で対決させて

競争心を煽ったり、良きライバル?を作ろうとしていることもあります。

 

そんな時は、いつでもこう思うことにしています。

 

 

 

「 ”ゴール(目的)”はどこか? 」

 

 

 

最終目的はなにか。

私と息子の、目指すものはどこにあるのか。

 

 

目の前のことに焦点を当てると、

今週のテスト結果、

今回の模試の判定、

クラス分け、順位・・・

 

短期的な視点になり

目の前のことに振り回されてしまうのですが、

 

 

中学受験で言えば、

私たちのゴール(目的)は、志望校合格です。

 

 

 

目の前の誰かと競って勝つことでも

今週のテスト結果の順位で上位に入ることでもありません。

 

もっと言えば、志望校に合格して

その先にその学校でやりたいことがあるとか

その学校に行ってこうなりたいとか

色々その先の大いなる人生の目的につながっているかもしれません。

 

 

でもとりあえず、中学受験と言うところだけで見れば

 

ゴール(目的)は、志望校合格。

 

 

 

ならば、今週のテストがどうとか

今回の順位がどうとか

今月の模試の判定がどうとか

誰々より何位上だったとか下だったとか

 

それはとても小さなことで

短期的・近視的なこと。

 

それによって一喜一憂している方が

余計なマインド疲れが発生して、

本来のゴール(目的)のための行動に対して

モチベーションを発揮できなくなってしまうかもしれません。

 

 

本来のゴールをしっかりと見つめると

 

大きなゴール(目的)のためにある”今”なので

やるべきなのは、

ゴール(目的)を達成するために必要なことだけ。

 

今の努力が、

自分なりにゴール(目的)に向かってできることを着実にやっているなら

それがいちばん大切なこと。

 

ということになりますね。

 

 

そんなわけで、「俺なんかダメ」という息子には

 

「他人と比較して落ち込んでいる暇があったら

そのパワーを全部、

いま、自分ができることにつぎこんでみよー!」

 

と言ってみます。

 

 

何のためにやっているのかといったら、

志望校に行きたいから。

 

周りに負けないためとか塾で付いていくためとかではなくて、

志望校に行きたいから頑張っている。

 

そしたら、今できることは、

自分なりに、志望校に行くための努力をすること。

 

 

今回のテストで誰々よりどうだったかとかじゃなくて、

 

前回の自分より、成績を上げられたかとか

これまでの自分から、着実に伸びているかとか

そこを着眼点にしてほしい。

 

 

そんなふうに伝えています。

 

すると息子はしばらく不満そうに

「でもー」

「だってー」を言ったあと

 

まあ仕方ないかというように、

もぞもぞとテキストを開き始めます。

 

 

ついつい目の前のことに振り回されがちになってしまう時は、

 

本来の目的は何か。

 

 

に、いつも立ち返ることにしています。

 

 

みんな自分なりのゴール(目的)設定があって、

志望校合格だけじゃなくて、

受験勉強を通して

頑張り抜く心の力とか

自分自身と戦う力とか

そういったものも身につけることをゴール(目的)のひとつにもしている人もいるでしょう。

 

そこにいつも、立ち返ることで

他人と比較して一喜一憂する気持ちは

落ち着くのではないかな、と

思っています。

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます♡