石原加受子さんの『「どうして私ばっかり」と思ったとき読む本』を読みましたよー!

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感想としては
・思った以上に、自分自身は損得感情で物事を判断していたなと気付いた
・自分を優先する=自己チューだと思っていたが、自分を優先するとは自分を大事にすることなのだと気付いた
・相手の立場(特に自分が羨ましいなと思う人)に置き換えてみるということを、想像したこともなく、その人の心労をわかろうともしなかったなと気付いた
・自分自身は、自己表現の仕方が下手くそで、知らなかったんだなと気づいた


これからは、
・自己表現をしっかりするために、自分の感情をその場面でちゃんと考える
→「相手は」ではなく「私は」という思考を癖づける

・自分を大事にするための自分中心な考え方をする
→反射的に答えるのではなく、ゆっくりでもいいから「私は」どう感じるか・どう行動したいかを伝えられるようにする

ということを決めました!照れ



目次をみて最初に気になったのは、
・誰かに相談しても心の飢餓感は消えないP53
・損得に囚われると人と一緒に居ても楽しくないP144
・依怙贔屓されている人の方が実は損している?P218


気になったところを読んでから
全体を読み進めて、内容をまとめました爆笑


第1章
どうして私ばっかりとなってしまう本当の理由

・損する行動をする人は、根底にある一定のパターンを雛形にして動く。だからひとつの場面を丁寧に観ていくことが重要。

・損する以上に、争いにならないことの方が重要だと思っている。だから、結果として損することを選んでいる。
「同僚の頼みを断るよりもまだ断らないほうがましだ」

・断ることを恐れている人は、自分がどんな思いをして居るかを相手に伝えるためにわざとやる気なくした態度でノロノロ動いたり、生返事したり、無視したりして、自分の状況を相手に気づかせようとする。

損すると感じたその瞬間を感じていることに気付いているかが重要。

・自分中心心理学でいう「他者中心」
心と頭が相手の事でいっぱいの状態。
例えば、「私があれほど気を遣ってるんだから、相手も私に気を遣って当たり前じゃないの」あれだけ迷惑をかけてるんだから、御礼の一言ぐらい言うべきじゃないの」という感じ。

・頭の中が、損する損するのオンパレードになっている。
具体的に何に損してるのか答えられないけど、とにかく損する損すると思ってる。
「それで、あなたはその人に対してどう対処したの?」「じゃあ、あなたはそんな人に対して、どうしたいの?」「損する損するってつぶやいているけど、一体何を損するって思ってるの?具体的には、何をしているとき、なにをしたときに損する気持ちになっているの?」と、具体的に聴かれても答えられない。けど、とにかく 私ばっかり損してると思ってしまう。

・自分中心の基本概念
「私が楽になることは、結果として相手も楽になる」
「私が幸せであることは、結果として相手も幸せてまある」
「私を愛することができれば、結果として、相手も自分を愛することができるし、お互いに愛し合うことができる」

・相手がどういう人物であれ、「損する」ということを自分の問題として捉えるならば、損するリスクを最小限で食い止めるために、責任の取り方までを話し合おう。
「期限までにできなかったら、どうするか」「ほかの人にお願いすることになります」
損するというのを相手のせいにして責めている限りこの代替案は浮かばない



第2章
いつも自分ばかり損しているを やめる ための基本

・自分表現をする。
「私は、私は、、、」とゆっくりつぶやき、まったく相手を見ていない感覚を感じる。
「私が」「どう感じているか」「どう思っているか」「どう言いたいか」「どう行動したいか」

・自分中心は自己チューではない
例えば、二人分のシートを占領している人は、相手の自由奪っている=自己チュー。
自由の範囲を明確に自覚している、お互いに相手の自由を侵害しない=自分中心。

損したくないにも関わらずどうして損するようなことになってしまうのか
理由1、「しなければならない」という「思考」に縛られているから。
理由2、恐れがあるから。
「断りたいと思った。でも どう言って断ったらいいかわからない。その言い方がわからない。争いになったらどうしよう。関係が悪くなったらどうしよう。自分のことを噂されたらどくしよう」

・他者中心の人は、「思考」で物事を判断する
しなければならない、してはいけない、したほうがいい、しないほうがいい、すべきだ、すべきではない これらは全て「思考」である。
「損する」という思いが強い人ほど、自分の感情を無視して「思考」で縛り、自分に指示したり命令したり強制したりしているから、「私ばっかりが」という気持ちになる。

・引き受けない自由
相手が私を支配して動かすことはできない。
「怒鳴られてまでも、協力したいという気持ちにはなりません」ときっぱり断る自由がある。私の自由を取り戻していく。


第3章
損する状況に自分を追い込む罪悪感の捨て方

・お互いの心を感じ合えないと、損得の争いになってしまう
肯定的な言葉で相手を否定するコミュニケーションを続けると、相手は「自分の気持ちや欲求や意志を奪われてしまった」と感じる。
ことごとく否定されたうえで 更に叱咤(しかも認めてもらえない)を受けることが続くと「相手が悪い」と叫ぶと同時に、自分を責めるようになる。

→相手を責めたり自分を責めたりするのに疲れ果てて、「傷つきたくないから損得感情で生きるよう」になる。
心を感じ合うよりも、思考で計算する「損か得か」しかなくなる。
→「損する」という意識が大きくなっていく。心に抱くのは、「自分の気持ちを受け入れてくれない」すぐ否定される」「押し付けられる」「私ばっかりが、俺ばっかりが 損する」。

・自分を大事にすることに罪悪感を持つ必要なんてない
自分を優先するレッスンをする。
事前に、自分を優先するから協力してね、と 伝える(相手のためではなく、私の罪悪感を軽くするため)。
さらに、「とても楽しみにしているの!」と 自分の気持ちを伝える(罪悪感を軽くするだけでなく、自分の価値を高めるために大事なプロセス)。
完了した後に、心を込めて、「協力してくれてありがとう おかげで私はとても充実したステキな時間を過ごせたわ 本当にありがとうね」と感謝を伝える


第4章
私ばっかりツライから抜け出せる行動アンド会話術

・自分のために を実行する
言いたくないのに、どうして答えてしまうんだろう?
相手に伝えるのは、言葉ではなく、答えたくありませんという意識。
自分には答える自由、答えない自由がある→罪悪感なしに、答えない自由も行使できる!

・初期設定をする
「こたえなければならない」と初期設定している他者中心のひとは、物事を思考で捉えるので、相手の言葉に焦点が当たる
問われた言葉に対して自動的、反射的に答える

「こたえるかは私の自由」と初期設定している自分中心のひとは、自分の気持ちに焦点が当たる
自分の今の気持ちをそのままにこたえることができる

・限定することで自分の負担を減らす
時間、内容を限定する。

・私を傷つけないために、事前に相手の同意を得る
相手が同意するかは相手の自由である、だからこそしっかりと同意を得たほうが傷つかない。
自分の安全が確保されれば、安心する=信頼関係、満足の時間になる。


第5章
損している気分が満足感に変わるレッスン

・自分中心と他人中心の違いは、意識にある

・自分中心
自分を基準、自分に意識を向ける、自分を感じる。
自分の状態を把握するから 具体的に対応の条件を言える。

・他人中心
他人を基準、相手の言葉や態度に反応する。
相手に囚われる、相手に気を奪われる。
言葉に囚われる。
自分を感じない。
相手に、察してくれと要求する。

・相手の立場に置き換えてみるレッスン
例えば贔屓されている人は、特別扱いされれば相手の期待に応えないといけないと無意識に思ってしまう
→得することばかりでなく、心理的プレッシャーがある

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読んでくださってありがとうございます照れ