小さくても尊い命…」 様より


9月12日記事より以下転載

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ある方から、こんなメールが届きました…



初めまして。私は中津川市内に住んでいるYといいます。
今、我が家で飼っている犬の事で、本当に困っていて、何とかしたいとネットで探していたところ、こちらのサイトにたどり着き、藁にもすがる思いでメールさせていただきました。
長文になりますが、聞いて下さい。


まず、この犬がどうして我が家へ来たのか、お話ししたいと思います。
我が家は、主人、息子2人の4人家族です。


2009年の夏、我が家は里親をしているので、家で預かっている里子を恵那まで送り届けようと子どもたちを乗せて車を走らせていたところ、車の前にこの犬が飛び出し、轢いてしまいました。


どうしてよいのかわからず、絶対死んだと思ったので、怖くて怖くて犬の様子を見に行くことができず、とりあえず警察に行き、犬を見に行ってもらうようにおねがいしました。


その後、連絡があり、犬は親切な人が拾ってくれて、動物病院に運んでくれたと連絡をいただきましたので、見に行きました。5歳くらいのオスの黒柴でした。


動物病院の先生に、背骨を折ってるから、後ろ足の神経は潰れているし、前足も動かないから生きてても仕方がないと思うよ。と言われました。


拾ってくれた方にも同じように説明をしていただいたのですが、それを聞いても
『命だから』 と、是非にともこの犬を引き取りたいと言ってくれましたので、すごいなぁ、有り難いなあと思っていました。
せめて私にできることは病院に通って元気づけることだと思い、可能な限り病院に通いました。


2週間くらい経って、看護婦さんから 
『拾ってくれた方が、やっぱり飼えないから…と言ってきたから、この犬の選択権があなたに回って来ましたが、どうしますか?(飼うのか、殺処分するのか)』
と言われ、私も散々通って愛着出てしまったので、今更殺すこともできず、仕方なく飼うことにしました。


でも、犬を飼ったことのない私たちにとっては本当に大変なことでした。
子どもたちは未だに犬に慣れず、触ることもできないし、私も忙しくて相手をしてあげられないし、臭いや汚れにもいつまでたっても慣れないし。


犬はとってもいい子にしていますよ。
ただ、どうにもこうにも犬を飼うことに限界を感じています。
犬とか猫とか苦手なんです・・・本当に。
犬もそれを感じてか、いつも申し訳ないような顔をしています・・・。


この犬が嫌いとか、死ねばいいのにとかそんなことは全く思っていないので、
やっぱり保健所で処分する事は全然考えてなく、何とかこの子が幸せに暮らせるように願うばかりです。


私にはこの犬を轢いた責任がありますので、この子が一生を終えるまで責任を持たないといけないのですが、一緒に住むことはお互いに良くないような気がします。


そこで、お願いがあります。
障害があるため、難しいとは思いますが、なんとか里親探しのご協力をしていただけないでしょうか…


吠えたり噛んだりもしませんし、雨など玄関にいる時は、90×60cmのペットシーツからはみ出すこともなくじ~っとしています。
名前はダンといいます。


勝手な事を申しているのは重々承知ですが、どうか、このいきさつをご理解いただき、助けて下さい。


ご連絡いただければ幸いです。


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みなさん、これを読んでどう思われましたか?

私は、最初、あまりの勝手さに、腹が立って、腹が立って、仕方なかったです…


でも…


事故により、ダンの下半身はマヒしたまま。
ただ、立てはしないものの、少しだけ足を動かすことはできるそうです。


前足の一本も骨折して、曲がったまま固まったため、使えるのは残りの前足一本のみ。
その一本の足を使い、なんとかズリズリ、下半身を引きずりながら移動するそうです。


ウンチは自分の意思でしますが、オシッコは抱っこした時などに出てしまうそうです。


その時にオシッコで体が汚れるため、洗ってやりたいけれど、犬が嫌がるとこちらも無理強いできなくて、なかなか洗ってやれないのだとか。


で、もともと犬も猫も苦手なので、その臭いが気になってしまうそうです。


Yさんのお宅のお庭は広く、ダンはそこで自由気ままに過ごしています。
雨が降ったり、寒い冬は、家の中に入れてもらっています。


でも、今の飼い主さんご家族は、どうしてもダンを受け入れることができなくて…


申し訳なさそうなダンの姿を見ると、可哀想になってしまうけれど…


でも、どうしても、犬の臭さに顔をしかめて嫌がってしまう自分がいるそうです…


犬が苦手で、努力しようとしても、やはり犬を受け入れることができない…


これって、仕方ないことなのでは…


犬が大好きで、スキンシップをはかってくれて、オシッコのお世話も微笑みながらやってくれる…


そんな素敵な里親さんが見つかったなら、ぜひとも!ダンを託したい!


そして、ダンにしあわせになってほしい!


今の飼い主さんの切なる願いです。


ダンのしあわせのために、私はできることなら、飼い主さんの願いを叶えてあげたいと思いました…



『黒柴♂七才くらい?
名前はダンといいます。
交通事故にあい、前足一本しか使えません。
でも、健気に、一生懸命に生きています。
体が不自由なこと以外は、きわめて健康です。
おとなしい性格です。』


こんなダンのことをすべて受けとめ、ダンに寄り添い、ダンと共に生き、これからのダンの犬生をしあわせなものにしてくださる…


そんな、やさしくご理解ある方からの連絡をお待ちしています。


命の責任を持つということは、それなりの苦労と労力を伴います。
しかし、その命に癒され、多くのことを教えてもらったりもするのです…


ダンは岐阜県中津川市にいます。


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9月14日記事より転載

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一本足で健気に生きているダンをあたたかく見守ってくださり、本当にありがとうございます。

ダンの現在の飼い主であるYさんについて、皆さまに知っていただきたいことを書いていこうと思います…



『ダンを保護した と警察や保健所には連絡をされましたか?』

すぐに引き返して、中津川警察署に行きました。
恵那保健所にも連絡済みです


『もしかしたら飼い主様が探していらっしゃるかも知れないので 教えてもらいたいのです』

事故当時、最初に飼って下さると言った方が、写真を撮って、中日新聞の折込に入れてくれました。
その後、地元のホームニュースに私から頼んで掲載していただきました。


『ある方が、「里親様を探すにあたって写真を添付してもらえたら、チラシ作って探します。ダンくんの幸せを祈り精一杯努力したいと思います」と、おっしゃってくださってますが…』

ありがとうございます。
ダンのために動いてくださって、皆さん本当に優しい方々ですね。
当時、もせてちぎれたリードを付けていました。
実は当時かなり痩せていて、逃げて家がわからなくなって食べる物がなくて痩せたというよりは、元の飼い主さんにもしかしたらあまり餌をもらってなかったのかしら?という印象を受けました。
獣医さんも当時、『お痩せさんだねぇ』と言ってましたので。
家に連れて来てからは、こちらも申し訳ない気持ちと仲良くしたい気持ちで、毎日1時間くらい話し掛けたりして、餌も手から食べさせていたので、今はふっくらしていますよ(^^)
『あら?やっぱりもともとお痩せさんの体質じゃなかったんだ』と思いました。


ダンの事故当時の画像(病院での様子です)が会社にありますので、明日送りますね。
ご足労をおかけします。




私も、この相談をうけた当初は「なんて勝手な人なんだ!」と、大いに腹を立てましたが…

現在の飼い主、Yさんとやり取りしていくうちに、「この人として、できるだけのこと、やってるじゃん!」と、思えるようになりました。

仲良くするために、犬に話しかける、など、本当に一生懸命に頑張ってきたんだ…と思いました。

頑張っても、やはり受け付けられない何か…

嫌いな人には、犬の臭い、つらいですよね…

犬嫌いには犬嫌いにしかわからない、犬好きには犬好きしかわからないことってあると思う…

臭いが嫌とか、どうしてもこの部分が許せないという、犬嫌いの言い分…

犬好きな私たちには、きっとわからないんだと思います。

そんな中、Yさんは、車でひいてしまった負い目があったとしても、ダンのお世話をよく頑張ってきたと思いますよ…

どうしても、受け入れられない部分…

だからこそ、ほんとに犬好きな人の元へ行けた方が、ダンはしあわせなのかも…

こう考えるのは、自然なのかも…
私は、そう思います。



ダンがしあわせになることが一番!
素敵な里親さんを見つけてあげたい!


皆さま、ご協力をよろしくお願いいたします!!