Q：低音をかっこよく、通るような声を
出したいと思っています。
高音の練習などはよく見かけるのですが、
低音はほとんど見かけません。
練習方法がこれといって無いということなのでしょうか？
たしかに高音についてはよく見かけますが、
意外と低音が響かない…という方も多いんですよ。
私のレッスンでは、高音よりも
低音をしっかり響かせることにウェイトを置いています。
なぜならば、高音が上手く出せないのは、
低音がきちんと掴めていないからなんですね。
【低音】からの【高音】！だということが
しっかり掴めている人はスムーズに声を使っていけます。
さて本題ですが、
低音を響かせるにはちょっとコツがあります。
まず、ハミングをしたときに、声の響きの中心（軸）を、
鼻の奥くらいにビヨ～～～ンと感じてみてください。
その響きの中心をいつもキープできていると
声はとても使いやすくなります。
高音になるにつれ、その響きの中心は、
鼻の奥から上のほう（おでこのほうに）に感じると思います。
でも低音が苦手・・・という方は、音程が低くなるにつれて、
声のイメージをどんどん下 ↓ に下げていってしまうので、
声がボサボサになり、響きを失ってしまいます。
なので、低い音はその響きの中心を鼻の奥から落とさないように
上 ↑ にキープしながら出してみるといいですよ(^-^)
低音の練習法、というより、普通のボイトレで
このように意識しながら練習すると良いでしょう。
ポイントは、
高い音は「高い！」と意識しないこと。
低い音も「低い…」とイメージしないことです。
高い、低いという意識があるだけで、
必要以上に力が入ったり緩んだりしてしまうので、
もっとラクラク出してあげるイメージで歌ってみてください。
声は、自分が思っているよりも、
もっと広い音域を楽に出すことができますよ。