かつてはサラリーマンであった私。
ある精密機械メーカーに勤めていたのですが、高度成長期などは黙っていても注文が来たそうで完全な殿様商売で大きくなってきた会社です。
(残念ながら私は入社した当時は高度成長期も遠い昔の話。営業に走り回る毎日でした。)
そのような会社でしたから、利益に関する意識は乏しく注文を取ること、売上を上げることにしか目が向いていないのも当然。
いつのまにやら高コスト体質となった会社は、赤字の決算を繰り返すようになっていました。
そんな会社が大手商社から社長を迎えることになりました。
社長を迎えることになった経緯はともかく、大手商社を経験した社長にはぬるま湯につかった会社と移ったのでしょう。
とにかく利益の管理、売掛金の管理をやかましく躾けられました。
会議の席では、営業も生産も「その注文でいくら儲かるのか?」ばかりを問われます。
今思うと、いささか近視眼的なところもあったようですが、当時の会社にはそれくらいの意識改革が必要だったのでしょう。
そんな社長と何度か飲む機会もありました。
その席でのひと言が記憶に残っています。
「情報は、発信するところに集まる」
当時はインターネットはおろか、パソコンを所有している人も限られているような世の中。
今でこそ、インターネットにより誰でも情報発信が出来るようになりました。
当たり前と言えば当たり前ですが、情報を得ようと思えば、まずは自らが情報を発信する。
そういえば、人間関係の基本である挨拶も、自分からするものでしたね。



