読書記録「夜は短し歩けよ乙女」「読書について」
森見 登美彦 著「夜は短し歩けよ乙女」
おなじみの森見ワールド全開です。
またまた京都を舞台にキャラのたった登場人物たちが、よくわからない事件を起こしつつ、物語は絶妙な「乙女度」をもって展開していきます。
文句無く好きな世界観。
そんなわけで、各方面で評価が高かったのも頷ける感じ。
もっと早く読みたかった。
しかし、旦那様はこの文体に馴染めず、終始楽しめなかったとのこと。
ダメ嫁も「四畳半神話大系」は非常に読みにくかったのですが、今作は楽しめました。
「四畳半・・」で挫折してモリミーはもぅ結構!と思った方も、是非読んで欲しいです。
「おともだちパンチ」もいたく気に入りました。
ショウペンハウエル 著「読書について」
表題作の「読書について」のほかに「思索」「著作と文体」の三篇から成る本書、表紙に書いてあった文句を見て衝動買いしました。
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費す勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」
そのとおり!
小さいときから、本さえ読んでいれば賢くなると信じていた両親や先生方に多読を褒められてきました。
しかし、自分にとっては読書は娯楽以外の何物でもありませんでした。
今でもそうです。
そんな読書生活の中で、つい筋書きだけを追って読んでしまったり、結末を予測することだけに囚われてしまったり・・・・。
そうして、自分の頭で考えない癖や、読んだだけでわかった気がしてしまう癖がついてしまいました。
恐ろしいことです。
でも、自覚しているだけマシでしょうか?!
ショウペンハウエルは、読書にまつわるあらゆることに警笛を鳴らします。
読み手にも書き手にも、果ては編集者にも。
作者の他の著作を読んではいませんが、この文章を読む限り少々シニカルすぎるような気も。
簡潔な文体が良いと言いながら、くどくどと比喩を連ねたり・・・・今の自分が読んでも総て納得とはいきませんが、大いに刺激を受けました。
栗とポルチーニと豚肉のピラフもどき、ポトフ、ほうれん草のお浸し。

