久しぶりに井上靖。 | うーたんのダメ嫁日記。

久しぶりに井上靖。

2008年9月号の婦人画報の特集「京都 知る庭遊ぶ庭」に龍安寺の写真が出ていた。
その記事を読んで、井上靖がこの龍安寺を舞台に短い小説「石庭」を書いていることを知った。
今回の帰省中に読もうとこの「石庭」が納められた「愛」という文庫本を購入したのだが、うだるような暑さに何となく本を開く気になれず、そのままにしていた。
今日になって、やっと読み始めたら、これが面白い。
主人公は魚見という京都に住んでいたことのある男で、彼はこの石庭の近くで何度か人生における選択をする。彼は新婚旅行にもなぜかこの地を選び、新妻と共に石庭を訪れるのだが、今度はその新妻が新たな決断をする。
龍安寺の石庭には、そんな人生の決断をさせてしまうような「妥協」を許さぬ厳しい美しさがあるのだ。
子供の頃に修学旅行で訪れてから龍安寺の石庭が好きで、にも関わらず自分でも何がそんなに良いのだろう・・・と考えることがよくあった。
今までは、凛とした雰囲気とか、静かな風が心地よいとか思っていたのだが、今回この小説を読んで、その魅力は「厳しさ」にあるのだなあ・・と思った。
あの石庭の美しさに「厳しさ」を見出せるほど己の目が鍛錬されているとは思わないが、きっと本能的に自分にはないものを求めているのだろう。


さて、晩御飯。

ゴーヤーチャンプルー、もやしと貝割れのサラダ、もずく、大根おろし、プチトマト、納豆、佃煮、漬物。


>ゴジさん

ヤモリの愛称が「やもりん」ってのは単純すぎですかね?!