イタリア新婚旅行6日目【ローマで旬の味さがしの巻】
今日は丸一日フリータイム。
まずはホテルで朝食。四つ星というだけあって、今までのホテルよりパンがおいしい。
ゆっくり食事してのんびり出発するかな・・・・と思ったら、添乗員さんと遭遇。
フリータイムの観光で困っている人を連れてフォロ・ロマーノに行くので、一緒に行こう♪と誘われた。
フォロ・ロマーノは、我々も行こうと思っていた所だし、ガイドがあった方が面白そうなのでホイホイとついて行った。
地下鉄は旅行者にとって大変便利だけれど、スリがとっても多いことで有名。
この添乗員さんが前回アテンドした人も地下鉄でスリの被害にあったとか。
駅のホームに目つきの変な人が二人居たが、彼らはこの電車を見送った。おお怖い。
コロッセオ横の道。
ここにはヨーロッパの地図が。
「永遠の都」という名前を持っているのは世界でもローマだけらしいけれど、そう言われるのがわかるなあ・・と思えるくらいその支配領域は広かった。
コロッセオのすぐ近くにある【Foro Romano】は古代ローマの中心地の遺跡。
これは、コロッセオの西側にある315年建造の【Arco di Costantino】コンスタンティヌス帝の凱旋門。
パリの凱旋門のモデルと言われている。
これは【Arco di Severo】セヴェルスの凱旋門。
203年建設。セヴェルス帝の東方遠征戦勝と即位10年を記念して作られたとか。
203年というと・・その頃の日本は邪馬台国の時代?!
中世には土の中に埋まっていた為、もっとも保存状態の良い建造物。
今でもこんなサンダルあるわ・・・なんて思ってしまった。
それにしても、沢山の遺跡がありすぎて、びっくりする。
裁判所や集会のための会堂や神殿やら・・・・とてもここで紹介しきれないが、帝国の衰退とともに荒廃し多くの建造物から建材が切り出されてしまったらしい。それでもその偉大さは十分伝わってきた。
フォロ・ロマーノを出て歩いていると石畳を直している人が居た。
こんなふうにして作っていたのね。
ここで、我々はガイドさんたちと別れて単独行動に。
朝市をやっている【Piazza Campo de'Fiori】カンポ・デ・フィオーリ広場へ向かった。
近頃はスーパーも出来たそうだが、イタリアは未だ市場が庶民の食卓を支えているとか。
頭のついた鶏(^^;)
これは【Carciofi】カルチョーフィ。和名は朝鮮あざみ。アーティチョークというと知っている人も多いだろう。
日本ではあまり食べないが、ローマではポピュラーな食材。
今からもう少し寒くなる頃が旬らしいので、是非滞在中に食べたい。
これは【Funghi porcini】ポルチーニ。
日本でもポルチーニは食べられるけれど、生のものは少ない。
そして、これは【Puntarelle】プンタレッレ。
9~3月に出回るローマ名物の野菜。
日本に居たときから食べてみたいと思っていたのだ。
「ローマ名物」というだけあって、イタリアでもここローマでしか目にしなかった。
市場に来ると現地の人の生活に少し触れられた気がして嬉しい♪
紀元前27年にアウグストゥス帝の娘婿アグリッパが建立。
落雷によって炎上した建物を紀元120年ごろにハドリアヌス帝が再建した。
現在のように教会として使われるようになったのは608年からとか。
驚くべきはその内部。
柱が一本も無い為に、不思議な開放感というか、すっぽりと自分がこの宇宙に包まれているような感じがする。
クーポラから差し込む光は、時計の役割も担っていたということだが、神の降臨のような意味もあったのでは・・・と想像した。
この光の窓、直径が9mもあるのだが下から見上げるととてもそんな大きな窓には見えない。
是非、誰も居ないときに来て独り占めしたい建物である。
しばし散歩すると再びチャーチの店を発見。
もう少し歩くと、こんなカフェが。
テーブルの上に盆栽。日本人的には不思議な取り合わせだけれど、向こうではクールなのか?!
そして、1760年創業のローマ一古いカフェと言われている【Caffe Greco】カフェ・グレコを発見。
19世紀半ばのオーナーがカフェにサロンを作ったところ、ゲーテやバイロン、ワグナーなどの有名人から無名の芸術家まで数多くの人が訪れるようになり、繁盛したとか。
我々は立ち飲みにしたので、店内にある彼らゆかりの品は見られなかったが、雰囲気を味わうことは出来た。
ちなみに、この店はエスプレッソ発祥の店という噂もあるとか。
1806年、ナポレオンが発令した大陸封鎖令により、コーヒー豆の流通量が減ってしまったので、当時の店主サルヴィオーニが、コーヒーカップのサイズを2/3にして、コーヒーの量を減らし値段を下げて販売したところ、これが大当たり。よって、エスプレッソという飲み物が出来たらしい。
そろそろランチを・・・と歩くことしばし。
しかし、なかなか店が決まらない。
というのも、ダメ嫁がプンタレッレとポルチーニを食べられるお店を探していたから。
昨日のガイドさんに
「Avete puntalelle? プンタレッレはありますか?」
「Avete funghi porcini freschi? 生のポルチーニはありますか?」
と書いてもらったので、それを見せつつレストランを探していたのだ。
ディナーで探して見つからなかったら後悔しそうだったので、とりあえずランチで・・・・と思ったが、こんなに見つからないとは・・・。
お腹も空いたし、歩き疲れたし、半ば諦めかけた頃に「うちには無いよ」と言ったレストランのおぢさまが、「もしかしたら通りを真っ直ぐ行って・・・・あそこならあるかも・・・」と教えてくれた。
お礼を言いつつも、あまり期待せずに向かったら・・・貼りだされたメニューの中にあった!
店内に入って店主に確認すると確かにあると言う。
親切にもきのこの実物を持ってきて見せてくれた。
疲れと空腹で凹み気味だった旦那様もビールで復活。
アンチョビをベースにしたドレッシングで和えてある。
シャクシャクとした歯ごたえと微妙な苦味が美味しい。
例えるならば太目の水菜のような・・・帰ってからネットで調べたら、一応日本でもイタリアから空輸して買うことが出来るらしい。お値段は1キロ4300円ほど。
これは、カルチョーフィ。
旦那様はあまり美味しくない・・・と言っていたけれど山菜のような独特の風味がある。
白ワインで煮込んだものと思われる。
ローマではカルボナーラに生クリームを入れないそうだ。
たくさんかかったチーズも美味しい。
初めて食べるカルボナーラがこんなに美味しいなんて嬉しい♪
そして、メインに届いたのがポルチーニ。
にんにくでソテーされている。見た目はしいたけの様だけれど、裏のビラビラがしいたけとは比べ物にならないくらい分厚い。確かに美味しい。
食べたい物がまとめて全部食べられて、もう大満足。
しかし、そういえば値段を全然見ていなかった。
会計時、よーく見てみると・・・・ポルチーニだけ高かったのね。
安くて美味しくて楽しいランチだった♪
お腹も満たされたので、再び観光。
バルベリーニ広場【Piazza Barberini】へ。
ベルニーニ設計の噴水が二つまとめて見られる広場。
どちらにもバルベリーニ家紋章の蜂が付いている。
この「蜂の噴水」のすぐ近くに骸骨寺【Santa Maria della Concezione】がある。
ここは4,000体もの修道士たちの骸骨が飾られた教会。
中は撮影禁止なので、ポストカードからの転載写真をちょっと拝借。
この感覚、全く理解できない。
何故、こんなことをしたのか?!
私も本で読んだときにはなんとまあ・・と怖いもの見たさのような心境だったが、実際にみてみると、気味が悪いとかそういったものは吹き飛んで、これを作った人たちの想いのようなものについてひたすら考えてしまった。
この遺体は、ただの骸骨ではなくて、信仰を持った人にとっては聖遺物なわけで、そう考えるととても神聖なものなのだろうなあ・・・キリスト教も色々だなあ・・・と。
宗派を調べてみると「カプチーノ派」だそうだ。
そして、あの飲み物の【カプチーノ】も、この修道士の着ていた僧衣の色に由来するそうだ。
私の頭の中で一つの図式が出来上がった。カプチーノ=骸骨寺。
ダメ嫁は、カプチーノを飲むたびに、この骸骨寺を思い出すだろう。
いや~、すごいもの見ちゃったねぇ・・・と歩いていたら、こんな車が通り過ぎた。
何だか微笑ましい。
次に行ったのは、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会【Chiesa di Santa Maria degli Angeli】。
晩年のミケランジェロが設計した教会。
もとは3000人収容の浴場だったということで、ファサードは遺跡の壁がそのまま残されている。
中はとても広い。映画監督フェリーニのお葬式もここで行われたとか。
ちなみに、この教会が面している共和国広場【Piazza della Repubblica】は、1870年のイタリア統一を記念した広場。
次に向かったのは、ベルニーニの「聖テレーザの法悦」があるサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会【Chiesa di S.Maria della Vittoria】
この入り口に立っている人はジプシー。目の前を無視して通ったら、ものすごく毒づかれた。
言葉はわからないけれど、そういうことはわかるものだ。
「聖テレーザの法悦」は、とても美しくてドラマティックな彫刻だった。
最寄り駅の【REPUBBLICA】から地下鉄に乗って、ヴァチカンへ向かう。
昨日のツアーで観られなかったところを観たくて。
ヴァチカンの向かいにあるサンタンジェロ城【Castel Sant'Angelo】。
この道にはヴァチカングッズを売る土産物店や偽ブランド品を売る行商?!などがたくさん居る。
夕方のヴァチカンは人がとても少ない。
残念ながら、着いたのが遅すぎてクーポラには登れなかった。
どうりで人が少ないわけだ。
しかし、のんびり眺められるのが嬉しい。
聖ペテロは天国の門の門番だからだそうだ。
ヴァチカン郵便局にも行ってみた。
ヴァチカンは一つの国なので、切手もイタリアのものとは違う。
きちんと葉書を書くスペースもあるので、ここで旦那様宛に葉書を投函。
こんな可愛い消印だった。
その後、サンタンジェロ城に入場。屋上に出てみた。
ここで、ローマの夕日をゆっくり眺めることにした。
ローマの町の風を感じながら、のんびり♪
ライトアップされたサンタンジェロ城も美しい。
もとは、139年に建てられたハドリアヌス帝の霊廟で、6世紀に法王グレゴリウス1世が「大天使ミカエルが降り立ち、剣でペストを追い払うのを見た!」と言ったことから、サンタンジェロ=聖天使の城と呼ばれることになったそうだ。
あんまり綺麗だったので、疲れていたはずなのに足取りまで軽くなった。
もう少し歩きたくなって、ガイドブックに載っていたガラスのお店へ向かう。
店内には色々なベネチアガラス製品があるのだが、ダメ嫁のお目当てはベネチアンガラスのビーズ。
こんなにたくさんある中から、自分で好きなものを選ぶと
お店のお姉さんがアクセサリーにしてくれる。
身振り手振りでこんな感じ・・・と伝えて作ってもらった。
首周りを一周させるとガラスの重みでだいぶ重たくなりそうなので、前に少しだけ。
後ろの小さな玉部分で長さの調節が出来るようになっている。なるほどね。
お姉さんにお礼を言って店を出ると、お向かいの店ではパーティ中。
なんだかこちらまでHAPPYな気分になり、ホテル方面へ向かった。
それにしても、ランチが遅かったのと量が多かったのとで、あまりお腹が空いていない。
レストランに入ってもコースを食べられる自信が無かったので、ファーストフード的な店でパスタだけで済ませることにした。
しかし、ここにも落とし穴が・・・・。
なんと一人前の量がすごーく多かったのだ!
こんなことなら、一皿をシェアすれば良かった・・・・と後悔しても仕方ないので、二人で頑張って食べることにした。
ミートソースのパスタと黒トリュフのクリームソース。
どちらも美味しいのだけれど・・・食べても食べても減らない。
しかもクリームソースが、お腹いっぱいになると「のつのつ」してくる。
二人して吐きそうになりながらも何とか完食。
「ギャル曽根ってすごいねぇ」
なんて馬鹿な事を言いながら、ホテルに戻った。
ダメ嫁は、部屋に戻ってもお腹いっぱいでお風呂にも入れず、寝る前の晩酌用に買ってあったビールも飲めなかった。
こうして、ローマ最後の夜はロマンチックとは縁遠い状況で終わったのである。
本日の歩数31,499歩。






































