イタリア新婚旅行4日目【フィレンツェうまうま篇】
きちんと目覚めたので、朝食までの時間、ホテル近くを散歩することにした。
ホテルはアルノ川のほとりサン・ニコロ橋の近くにある。
歩道はきちんと自転車と歩行者とが別れていた。
川を渡ってみる。徐々に太陽が昇ってきた。
やはりフルーツがごろんと。
太陽が昇ると、街の中心部もはっきり見えてくる。
山の方を見上げると、七色に光るイルカ雲を発見。
今日も楽しい一日になりそうだ!
本日もツアー開始。
途中にあった籠屋さん。
10分ほどで【Santa Croce】サンタ・クローチェ教会に到着。
ここは外から見ただけ。
ウッフィッツィ美術館の予約まで少し時間があるので、免税店でショッピング。
ユーロ高で人気のブランド品も日本との価格差はあまり無いのだが、免税分の10%ほどが安くなるので、やはりお買い物する人が多かった。
そしていよいよ【Galleria Degli Uffizi】ウッフィッツィ美術館へ。
予約していたけれど、少々待たされる。
ルネッサンス絵画の集大成とも言われる美術館でメディチ家の当主コジモ一世が建てた役所に、息子のフランチェスコ一世がメディチ家所蔵の美術品を展示したのが始まりとか。
天井には豪華な絵が。
中には有名作品がうなるほど展示されている。
もちろん全て観るのは無理なので、ガイドさんが選りすぐりの有名どころを解説してくれる。
ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」や「春」には、あまりの美しさと繊細さにうっとり。
何だか観ているだけでドキドキしてきて涙が出てきてしまった。
ダメ嫁は美しいものを観ていると、それだけで胸があつくなって感涙する。
それは、作品の良し悪しや好き嫌いというよりも身体そのものが作品と波動?!が合って、頭で理解するより先に心にダイレクトに響いてくるような感じだ。
この時も、そんな感情にみまわれた。
そして、もう一つ。ダ・ヴィンチの「受胎告知」も。
日本で観たときには一つの部屋に一枚だけで飾られ、しかも立ち止まることを許されずに観たにもかかわらず、ここには他の絵と同じように存在している。
しかも、こんなに近くで観られるなんて。
日本で観てイタリアで再会して・・・・今年二度も観るなんて私にとって特別な絵になりそうだ。
それにしても、ライティングが違うからか日本とは全く違う雰囲気の絵に観える。
後ろに観える杉の木も、日本に居たときは主題を際立たせるためにわざと細長く描いたのかと思ったが、こちらに来てみると、こちらの杉の木は本当にあのような形をしていて、なるほどねぇ・・・と納得した。
この美術館の2階からは、美しいフィレンツェの景色も眺められる。
後ほど行ってみるとしよう。
圧倒的な美術品の数々にクラクラしそうになりながら美術館を退出。
もっと長く観ていたい気もするけれど、たとえ時間があったとしても疲れてしまって無理だったろう。
次に向かったのは【Piazza della Signoria】シニョリーア広場。
ロッジアと呼ばれる開廊に囲まれた広場。
ありえない姿だけれど、ものすごい迫力。
そして、【Campanile Giotto】ジョットの鐘楼へ。
ガイドブックではクーポラばかり紹介されているけれど、ファサードも見事。
1436年にできた大聖堂には、高さ107mの巨大なクーポラにヴァザーリらが描いた「最後の審判」がある。
後で登ってわかるのだが、この絵はそばで観るとビックリするくらい大きい。
これはドゥオモのお向かいにある【Battistero di San Giovanni】サン・ジョヴァンニ洗礼堂の「天国の門」。
命名したのはミケランジェロ。でも、これは複製で本物はドゥオーモ付属博物館に展示してある。
ああいうのに乗るのも楽しそう。
さて、観光も一段落ついたところでランチへ。
今日は中華。日本食レストランが少ないので、イタリアツアーには中華が一食入ることが多い。
確かにイタリアン続きだったので、こういうのも良いかも。
ダメ嫁的には中華料理そのものより、お茶が嬉しくて何杯もおかわりして飲んでしまった。
さて、ここからフリータイム開始。
どこに行こう?!なんて言いながら散歩していたらお花屋さん発見。
見た事も無いお花まで。お値段は日本とあまり変わらない気がした。
そのまま北上して、行ってみたかった【Officina Profumo Famaceutica di S.Maria Novella】サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ。入り口がわかりにくくて最初は通り過ぎてしまったし、お店の中には日本語の商品リストがあるものの値段の表記はレジにしかなく、しかも欲しいものを店員さんに言って出してもらうという形式だったので、石鹸一つ買うにも往生した。
しかし、クラシカルで格式高い店内は別世界で、買ったのは日本にも売っている石鹸一つだったけれど、何だか大満足してしまった。
800年からの歴史がある薬局で、昔ながらの製法で作られている石鹸。これで1500円くらいかな?!
メディチ家御用達の薬局だったらしいけれど、最近では映画「ハンニバル」でレクター博士がお買い物した事で有名。
次に向かったのが【Museo Salvatore Ferragamo Palazzo Spini Feroni】フェラガモ博物館。
これが、かのフェラガモの本店。
美術館はこの入り口を下がったところ。
展示は思ったより少なかったけれど、店員さんはすごくフレンドリーだった。
メモ帳を2冊購入したら、スカーフを勧められて困ってしまった。
なんとかお断りして、「今度来た時にその写真を頂戴ね!」なんて言われてサヨナラした。
次に向かったのは【Il Bisonte】。品揃えは日本と比べ物にならないほど多いが、お値段にお得感がなく見ただけで終わり。それにしても、この店は日本人店員ばかりで少々つまらなかった。
ヴェッキオ橋をバックに記念撮影。
ここで、何人だろう・・・見知らぬおばさまに写真撮影をねだられる。
一体何に使うのだろう・・・と多少不安になったが、悪い人に見えなかったので「OK!」と答えた。
よく日本の百貨店にある宝飾ブランドで同名のものがあるが、あれは日本のメーカーでこのヴェッキオ橋とは関係が無いそうだ。ここには、宝飾店が道の両脇にビッシリ並んでいる。
このおじさまに“Quanto Costa?”と聞いてみたり、ノートに“18K?”とか“24K”とか書いてみたりして何とか選び、最後には“Questo,perfavore!”とイタリア語カンペを読みながらお買い物。
左はフィレンツェのマークである百合の紋章。右はフィレンツェ風金細工。
似たような商品でも店によって価格がだいぶ違うので、注意が必要。
店先に並んでいた親指ほどの小さなトマトがとっても赤くて美味しそうだったので2つだけ買わせてもらってその場で食べた。小さいけれどギュッと味の詰まったトマトだった。
その先にはこんな大道芸人が。クレオパトラバージョンとか楽器を演奏している人とか・・・色々な人が居る。
そういえば、ジェラートを食べていなかった!とジェラテリアに入ってみた。
ピスタチオとフラゴーラ(いちご)を選択。
ピスタチオ味って日本にはあまり無いけれど、こちらではよく売っているらしい。もちろん美味しかった。
楽しくお散歩していたのだけれど、そろそろ・・・・・もよおしてきたぞぉ・・・・ってことで近くにあったBARへ入ってみた。イタリアには公共のトイレは少ないので、そういう時は飲食店に入って何か注文し、トイレを借りるのだ。
とりあえず、カプチーノとコーヒーを頼む。
その後、そろそろ帰ろうか・・・と身支度を始めたら店主が現れ「うちのエスカルゴ(ペストリーね)食べていきなよ!」と言う。そして手にはパンの載ったお皿が。申し訳ないけれどこれから夕食なので、丁寧にお断りした。
夕日が見えるかも・・・とドゥオモに登ってみる。
先ほどはるかかなたに見えたクーポラの絵は、そばに行くとこんなに大きい。
わかりにくいけれど、皮を剥がれた人の大腿部。
400段あまりの階段を登った先に見える景色はこんなに美しかった。
映画「冷静と情熱のあいだ」が公開されてからというもの、ここに登る日本人が増えたらしいが、そういうことを抜きにしてもこの景色は見て良かったと思った。
ただ、エスカレーターが無いので帰りもこんなに暗くて細い階段を下りなければならないのが難儀。
日中は大混雑のドゥオーモも夕方はガラガラ。
階段も空いている方が上り下りしやすいし、夕方の見学がお勧め。
夕食までまだ間があるので昨日とは違う街中のスーパー【STANDA】へ行ってみた。
街中にあるからか、昨日の【COOP】より少々高い気がした。
更に歩いていくと、日本で言うところの「99ショップ」のようなものを発見。
置いてあるのは日本の百均と変わらないが、時期的にハロウィングッズが充実していた。
昼間あんなに居た観光客も物売りも、この広場にはそれほど居ない。
昼間は気づかなかった水道を発見。街中のゴミ箱や何気ないものがいちいち可愛い。
7時30分。やっとレストランの開く時間になった。
ガイドブックで見た【Vini Vecchi Sapori】という小さなお店へ。
ドゥオーモから徒歩10分ほどのこの店はガイドブックによると「地元住民に愛される一軒」だとか。
入ってみるとテーブルは5個ほど。
メニューは手書きのイタリア語のみ。
ガイドブック片手に必死に解読。
前菜に【Crostini~】の文字があったので、頼んでみる。
レバーと生ハムのパテだ。美味しい。この店は良いかも。
【Mozzarella~】がわかったので頼んだら、生ハムとモッツァレラが出てきた。
これまた非常に美味しい。モッツアレッラは日本で食べるのとは全くの別物。なんとみずみずしい味。
【Ravioli~】で頼んだら、ほうれん草が詰まったラビオリに素朴な味のミートソースがのったものが。
【Zuppa~】で頼んだので、何かスープが出てくると思ったら、米や豆の入ったリゾットのようなものが出てきた。
そして【Trippa~】は一番に注文することを決めた品。
トリッパとは牛の胃袋の煮込みでイタリア名物料理。
臭みは全くなく、薄味ながら旨みがいっぱいでワインがすすむ。
注文したときに「このくらい頼んだらもういいんじゃない?!」みたいに言われたのがわかるくらいに、一品ずつはそんなに多くないのに最後まで食べたらお腹いっぱいになった。
満足。イタリアに来て良かった♪
フィレンッエ万歳!
私たちが居るあいだに来た日本人は一組。他にも外国人が何組かやってきた。
3席空いていたのに全て断っていた。
しばらく後その3席に入ってきたのは、いかにも地元のひとたち。
うち1席は老人と犬のお客さんだった。
なんとこの犬、ナプキンとナイフとフォークをセッティングしてもらうと、きちんと椅子に座り料理を待っている。
我々が食べたのと同じクロスティーニが出てくると、老人が一口サイズに切って口に入れてあげていた。
完食すると、しずかに椅子の上でじっとしてご主人さまの食事が終わるのを待っている。
なんときちんとしつけされた犬なのだろう・・と感心しきりだった。
一品食べるごとに“Buono!”と叫んでいたら、入店した時には笑顔もなかった店員さんが、帰るときには“Ciao!”とフレンドリーな挨拶で送り出してくれた。
イタリアは美味しいを実感実感した夜。
食後、ホテルまで歩いて帰る。
本日の歩数26,400歩。いやいや今日もよく歩いた。



































