『白い巨塔(4)』山崎豊子 | 閉店SALEがそんなに長いわけがない

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タイトルとは無関係の極私的読書感想文

今でこそ全5巻という形でまとめられている白い巨塔ですが、発表当時は1~3巻まででいったん終了し、その後数年を経て「続・白い巨塔」として発表されたものが4~5巻となっています。

物語の時間軸も、ちょうど同じくらいの歳月が流れ、登場人物の立ち位置も微妙に変化しています。全体的に言えば、新たな人物が現れ非常に大事な役割を演じている分、灰汁の強い財前の義父・又一や、愛人ケイコなどがそれほど目立たなくなります。

そして何より、財前が次第に財前らしくなくなってゆきます。その見入られたような雰囲気がとてもこわ~いです。

白い巨塔〈第4巻〉 (新潮文庫)/山崎 豊子