「万年筆の旅」は、一度神保町の古書店で見かけたものの、あまりの状態の悪さに購入を諦めていました。2週間ほど前、仕事帰りにブラッと同じ店に行ったらそこそこの状態の文庫が並んでいたので、2秒後には手に取って買う体勢に (´∀`)
これまた吉村昭の取材ノートというか色々な作品についての余話が書かれています。
吉村昭は資料蒐集に長けている作家という印象がありましたが、彼が一番大切にしているのは生きた証言だそうです。沈没する戦艦の船底にこびりつくフジツボだとか、細部のなまなましさに触れた瞬間に作品を書くことへの意欲がかき立てられると語っています。
大学時代のゼミの教授が「何かをする時はとにかく汗をかけ」と繰り返し言っていたのをふと思い出したのでした。
作家のノート〈2〉万年筆の旅/吉村 昭