ケイトウ(鶏頭、学名、Celosia argentea)

ヒユ科。学名のセロシアはギリシャ語の燃焼(keleos)に由来。夏から秋まで赤、桃、黄色などの花穂が出来その形がニワトリのトサカに似ていることからの命名。

花房の先端が平たく帯び状や扇状になり鶏頭の花に見える部分は花ではなく茎が変形した花序、実際の花はその下にありほとんど目立たない。アジア、アフリカ原産、日本へは奈良時代中国から渡来。万葉集には四首、なかには自分の庭で育てている事などを詠んだ歌もある。花言葉は華燭。

無骨さえ愛嬌にかえ鶏頭花 歌子