ガマノホ(蒲の穂、学名Typha latifolia L)

ガマ科。別名ミズクサ、古くはカマとも呼ばれていた。

花期6~8月、葉より高く茎を伸ばし頂きに円柱形の花穂を付け上部は黄色い花粉を撒き散らす雄花穂、下部の緑色の雌花穂。花が終わると雄花は散り軸だけが穂の上に立ち雌花は茶褐色に、太さも1.5~2cmと太くなり"ガマノホ"になる。この形状が蒲鉾の由来にもなっている。又「古事記」の因幡の白兎の説話(皮を剥がれた白兎が大国主に蒲の穂に包まって休むようにと言われたお話)のガマノホでもある。

無残にも蒲の穂倒れ仕業は風(むざんにもがまのほたおれしわざはかぜ)

歌子