タチアオイ(立葵、学名、Althaea rosea)

アオイ科。トルコ原産種と東ヨーロッパ原産種の雑種。

日本へは平安時代薬草として唐桑と呼ばれ用いられ、江戸時代に立葵と呼ぶようになった。

京都で毎年五月中旬行われる葵祭のアオイはタチアオイでなく二葉葵のことで徳川家のご家紋もこの二葉葵。

万葉集や源氏物語にも詠まれている

源氏物語、柏木"くやしくぞつみをかしげるあふひ草袖のゆるせるかかざしならぬに"

咲き満ちて待ちこがるる雨立葵 

歌子