鯉のぼり

節句の行事は平安時代からとされるが、端午の節句に男子の出生を祝って幟などを飾る事は江戸時代武家で始まり明治期までは紙製のものが普通だった。明治後半から布製、昭和30年代に合成繊維製へと替わった。我が家にも昭和40年代出生の長男を祝って父母から贈られた五月人形の段飾り、布製の鯉のぼりが押し入れの中に眠っている。

誇らかに村一竿の鯉のぼり 歌子