水中花(酒中花)

紙で作られた花を水を入れたコップなどに入れるとふんわり美しく開く。日本へは江戸時代中国から伝来、盃や盃洗に浮かせて酒席の遊びにした時代もあったので酒中花とも言い昔懐かしい夏の玩具。戦後の夜祭りでもアセチレンランプに照らされた露店にうみほうずき、ニッキ水水中花などなどが並び買ってもらった思い出がある。

乾いた紙の花が水中で開く時いろいろな人の姿まで思い出させてくれる。

おかっぱに下駄つっかけて水中花

歌子