カタバミ(酢漿草、片喰)

カタバミ科。かがみぐさ、すいば、しょっぱぐさなど各地の呼び名がある春から秋にかけ黄色やピンク色の花を咲かせる。地下に球根を持ち根が深く茎の端を地表に広げ繁殖し駆除の困難な雑草の一種。

全草は生薬として消炎、

解毒、下痢止めなどの作用がある。民間療法として絞り汁は虫刺されに効果ありと言われる。葉は日が陰ったり夜になると折りたたんだようになり片側が食べられたように見えるので片喰の字が当てられる。カタバミはこのように繁殖力が強く子孫繁栄に通じるとして家紋にも使われる。花言葉は輝く心。

かたばみの葉かげくぐりて蟻の道 歌子