腕時計の針が止まった。


もう何年も使っていたから

電池が切れたんだろう。


もう一つ電池切れの腕時計があるので

この際一緒に取り替えよう。


さてどこで変えようかと

とりあえず近くの百貨店に電話する。


おいくらですか?


「ひとつ¥5500です。」


は?


たか〜!


丁寧にお礼を言って電話を切った。


家電量販店に電話する。


「見てみないと値段は

 お答えできません。」


はぁ〜面倒くさい


💡急に近所の商店街の

いつからあったのか記憶にもなく

商店街の

景色と化している時計屋さんを

思い出した。


行ってみた方が早いと

自転車をぶっ飛ばして店内へ。




この看板が目に入り

辺りを見回すと

昭和にタイムスリップしたようだった。


ウィンドウには腕時計

真珠のネックレスやサングラスもある。

どれもピカピカ

磨いているのだろう。


「これ電池交換できますか?」


「はい、できますよ」


値段は、なんだか聞きそびれた。


時間を刻む音が響く店内で

淡々と作業をする初老の男性。


その横でただ座る私。


15分くらいで

「はい、できましたよ。」


おいくらですか?


「¥2000」


お互い必要なこと以外喋らず

ニコッと笑って会計を済ませて

出てきた。


いい これでいいの


妙に嬉しくなった。




思わず写真を撮ってしまった。


もしかしたら

年下だったのかも💦






お家でお料理増えて面倒だけど

調味料変えてみると

楽しいかもです。