膣同様子宮内にもラクトバチルス属と呼ばれる乳酸菌が豊富に存在していて、細菌性膣炎や性感染症、尿路感染症の原因となる細菌を繁殖させないように働いています。
子宮に常在菌がいるというのが明らかになったのが2015年なので、まだ比較的新しい事実ですね。
しかしこの常在菌は疲れたり、免疫の低下、ストレスなどで数が減ってしまい、悪玉菌が増えやすくなり、おりものの異常や膣炎などが起こる原因となります。
よくない菌の感染が続くことで、慢性子宮内膜炎となり、子宮内膜で免疫活動が活発になり、受精胚を異物として攻撃してしまう為、妊娠率が低下する可能性があります。
また最近の研究から子宮内の乳酸菌が減った状態では、流産率も上昇する事が報告されています。
膣内、腸内にラクトバチルス菌が多いと、子宮の中にもこの菌が入りやすくなります。
この事実、早く知りたかったという方も多いかもしれません。
美肌、妊活、妊娠、出産、更年期と女性の一生はどこをとっても腸活大事です。
腸内、膣内の乳酸菌の割合を高くし、子宮内の着床環境を改善し妊娠率を向上させましょう。