相葉くーん♡
お誕生日おめでとう🎉🎊
昔も今も、どんなことにでも…
真っ直ぐ真摯に向き合うあなたの姿に、私はいつも励まされています。
とにかく健康第一で!
相葉くんにとって、素敵な一年になりますように…☆




ではでは、お話の続きをどーぞ♡♡



大宮BL小説です。
閲覧ご注意ください。





















飲んでもらえなかったコーヒーと一緒に…
オフィスを出た僕。


手にしたカップを洗おうと…
給湯室の蛇口を捻る。



きっと…
大野さんにとっては。

「たかが」甘いもの、なんだけど。

「されど」甘いもの、なのだろう。



あの、悲しそうな…

捨て犬みたいな顔が、流しの排水溝に重なって…

水と一緒に吸い込まれていく。




…もういい大人だし…
ほっとけばいいんだろうけど…



なんだかどうにもモヤモヤする。



あんな顔…
させたままにしたくないな…




僕は、小さくため息をついて。
棚の奥に眠っている、白い粉の入った入れ物を手に取った。







「…なんだ、まだいたのか」




お盆を手に現れた僕に、チラリと視線を送った大野部長は…

すぐに視線をパソコン画面に戻した。



コト…とデスクにカップを置く。



漆黒の飲み物を横目にみた大野部長は…
視線をあげた。




「だから…」
「さっきも言ったけど…」




「…飲んでみてください」




「…」




「…部長の匙加減、知っとかないと」
「コーヒー担当は、僕なので」




「…は?」




「…僕は甘党ではありませんから」
「味見したとてよくわかりませんし」

「丁度いい甘さ、教えてください」




「…え?」




「知ってしまったからには」
「見て見ぬふりはできません」

「仕方がないから…」
「共犯者になります」




「…共犯者?」




「みんなを騙す、共犯者です」

「大野部長を満足させるような」
「見た目は大人・中身は子どもの…」
「『逆コナン』コーヒー、作ります」




「…逆、コナン…」




「ほら、飲んでみてください」 




僕の、有無を言わさぬ態度に負けて…
部長はカップに手をかけた。



明らかに、恐る恐る…
その琥珀色の液体を、口に含む。




少しの間の後…

フッと息を吐いて、僕を見た。



「…まだ、苦い」
「あと、一声ってとこだな」







今夜21時からクリスマスのお話として
「CHRISTMAS TIME FOREVER」続編
アップしまーす♡

詳しくは一つ前の記事をどーぞ♡↓↓↓