大宮BL小説です。
閲覧ご注意ください。
はなちゃん・けいなさん主催の、こちらのお祭りに参加しております♡
(けいなさんのお部屋からもリンク集にとべまーす♪)
はなちゃんのお部屋
けいなさんのお部屋
ぜひぜひ皆様、コンプリート目指して頑張りましょー♡
ではでは…
よろしければ、こちらのお話にもおつきあいくださいませ…☆
「キスの距離まで推定4ミリ」
side n
「…最悪」
日頃あんまりつかない悪態が…
暗闇に溶ける。
「ほんとにもう…」
「最低、最悪…」
苛立ち紛れに…
貼っていた冷えピタを乱暴に剥がして…
ゴミ箱に投げる。
でも冷えピタは、お行儀よくゴミ箱には入ってくれなかった。
僕の身体の中の負の感情が、なおさら湧き上がる。
目尻から一筋、涙が溢れた。
フットライトだけついた、一人暮らしの部屋。
僕は今、たった一人で布団に横になっている。
今日は11月26日、現在時刻は23時36分。
自分が生まれた日よりも大切な、大野さんの誕生日が…
もうあとちょっとで終わろうとしている。
なのに僕は…
こうしてベッドの住人になっているんだ。
ずっとずっと好きだった。
大野さんからしてみたら、
僕は単なる「サークルの後輩」
わかってる、そんなこと。
でもそれでも…
どうしても、諦めきれなかった。
一緒に立てる、最初で最後の舞台。
そして唯一お祝いできる、たった一度のお誕生日。
僕は今日に賭けていた。
なのに…
神様は、残酷だ。
「…てかさ」
それはまだ…
僕がベッドの住人になる、少し前のこと。
ダンスサークルの自主練終わりの帰り道。
ハンバーガー屋に立ち寄って…
お約束のセットとともに、いつもの席に陣取った僕ら。
食べかけのポテトで僕を指差しながら、潤くんは言った。
「…前々から聞いてみたかったんだけどさ」
「大野さんの好きなとこって、ズバリどこなのよ?」

