大宮BL小説です。
閲覧ご注意ください。
果てない未来へ
(君のうたシリーズ第四弾・櫻井翔HBD企画)
「同じ夢を見よう」
気持ちいい風が吹く。
その風に返事するみたいに、白波がキラキラの水面のところどころに浮かぶ。
どこまでも、どこまでも続く青。
その先の…
奇跡のように浮かんだ小さな島を、俺は目指していた。
そこには…
どうしても欲しいものが、あったから…
side o
「「「にのがいなくなった??!」」」
翔くん達のハモリ声に俺は項垂れたまま、頷いた。
そう。
信じたくないけど…
何の前触れもなく。
かずが、いなくなった。
クルーザーに乗り込んで、大海原に漕ぎ出した俺達。
絶妙なチームプレーで勝ち取ったプロジェクト成功の経験は、きちんと俺達一人一人の中で活きていたようで。
離れていた時間なんか全く感じさせない完璧なプレゼンで、航空会社のデザインコンペに勝利したことから…
俺達の航海は開始早々から多忙を極めた。
とはいえ…
忙しい日々の中でも、かずとの関係がギクシャクするようなことは一切なかった。
むしろ、今よりいいものを目指し続けるという仕事に対する姿勢の重なりを改めて感じるようになったし…
それだけにお互いの努力や苦労を労い合うこともできるようになった。
もちろんプライベートも一緒にいることが心地よすぎて…
俺は日々を重ねる毎にかずに対する想いが深くなるのを感じていた。
大切にしたい。
だってもうこいつだけだから。
俺がこんな風に思うのは…
もう、こいつにだけ、なんだから。
俺なりにその想いを…
言葉でも、態度でも表してきたつもりだった。
なのに…
なんで…