大宮BL小説です。
閲覧ご注意ください。
「…なんで白雪姫なんだよ」
「みんなで決めたの!」
「…みんなって僕知らなかったけど」
「あ、ニノ以外」
「なにそれ」
「だってニノそん時いなかったんだもん!」
「そうそう!クラス委員の会議かなんか行っててさー」
「そうそう!」
わーわーとみんなが言い訳する。
その横で「俺も初めて聞いたんだけど…」と先生も声をあげてたけど見事にスルーされる。
「…まぁ別にいいけどね」
僕は、ちょっと不貞腐れつつ言った。
「ごめんニノ。でももう配役も決まってるから」
「…そうなの?」
ふふっと山田が微笑んだ。
…なんだか嫌な予感がする。
「まず、王子様だけど」
山田は大きな声で言った。
「おーちゃん、よろしく!」
「…はぁ〜〜⁈」
先生は大概大きかった山田以上の声を張り上げた。
「…なんで俺が王子なんだよっ‼︎」
「えー、だってこのクラスで王子様できんのなんて、おーちゃんしかいないじゃんー」
「…いや、まぁな…そう言われりゃ確かにそうかもしんねぇなぁ…」
「オレは大概イケメてるしな…」
「…自分で言うな」
ボソッと悪態をつく。
「…オイ二宮、なんか言ったか⁈」
「いえ、なんも言ってません」
「…てか山田、白雪姫は誰なんだよ」
「おまえら女子相手に…無理だぞ?俺、絶対笑っちまう」
「ご心配なく」
「白雪ちゃん、男だから」
「え〜〜⁉︎」
あからさまに残念そうな顔をする先生。
「んなの女子より笑っちまうだろー!ヤローが白雪姫なんて…」
「大丈夫」
「最強にかわいい白雪、用意したから」
山田がまた微笑んだ。
ゾクっと悪寒が走る。
やっぱ、嫌な予感がする…
「我がクラスの白雪ちゃんは…」
ぽん…と僕の肩に、山田の手が乗った。
「ニノでーす!」
「「…えーーーーーっっっ!」」