大宮BL小説です。

閲覧ご注意ください。

























そんなこんなで始まったサトシとの同居生活だったが、特にトラブルもなく順調だった。





見た目は熊徹でこの上なくいかついけど(夜限定)それに似合わずマイペースで怒る事のないサトシとの生活は、毎日が優しく、穏やかにすぎていった。




相葉さんもしょっちゅう遊びにきては、ババ抜きしたり

(どっちも弱すぎて俺は違う意味で勝負にならないでも二人は何回もババを引き合ってその度転げ回って笑っているまさに泥試合…)


相葉さん考案の『相葉すごろく』をしたり

(この間は3人ともツタンカーメンの呪いのマスに当たって、寝袋に入ったまま寝てしまった俺が寒さで起きなきゃ、あのまま朝になるとこだった…)


わけわかんない「やってみよう」遊びをしたり

(全身黒タイツに身を包み、わけわかんないお題に挑む俺達まさに誰得?な遊び調子に乗った相葉さんがTwitterにあげるとかいうから全力で阻止したけど)


まぁとにかく3人でいる時は本当に楽しかった。







サトシと2人の時は2人の時で、静かに、優しい時間が流れた。


別にワーワー喋ったり、何か特別なことをするわけでもない。


お互い好きなことを好きなようにする。


でも、その空間がとても心地よくて、一人じゃないってことがこんなにも穏やかな気持ちを生むんだって、俺は初めて知った。






でも、幸せな日々が過ぎれば過ぎるほど、いつか必ず訪れる一人になった自分が頭の片隅をよぎり、なんともいえない気持ちも心の隅に雪のように積もっていった。



意気地なしの俺は、気のせいと自分に言い聞かせ、見ないようにした。






抱き枕バイトも、相葉さんとの約束を守って抱き枕に徹したサトシのお陰で、初日のキス以来そういうことは一切なかった。




ただただ抱き合うだけ。

抱き合って、眠るだけ。




日が経つにつれ、お互いを抱き寄せる力が少しずつ強くなっているような気はしたが、あくまで信頼感がそうさせてるんだと、俺は自分の気持ちを誤魔化して過ごした。