みなさんこんばんは〜
超寒いですね〜
私大概寒さには強いほうですが、今日はかなり厳しいです…
寒さはともかく、雪による電車の遅延とか、ホンマやめろ〜!って思います。
なにもセンター試験の日じゃなくてもいいのに…
受験生の皆さん!
大変だと思いますが、早めの行動で急がず気をつけて行ってきてくださいね。
…って、受験生はこんなブログ見てないと思いますが(苦笑)
ではでは、今日も新しいお話あげます〜
短編よりはちょっと長め?
しかも昨日あれだけNsideびいき的ことを書いた割に、今回もOsideです(苦笑)
この話、だいぶ前に書いたものなんですが、あげるにあたってちょっとネックになることが…
まぁ、読んで頂ければわかるのですが、関ジャニの丸山くんの扱いが、結構ヒドイんです
丸山くんファンの皆さん、もしご覧になってたら、ごめんなさい…
まぁ、見てらっしゃらないとは思いますが…
ま、あくまでフィクションですので
広〜〜いお心で読んで頂けると、ありがたいです
ではでは、いきまーす!
大宮BL小説です。
閲覧ご注意ください。
サワレナイ 1
side O
「智くん!こっち‼︎」
歌番組の出番直後、翔くんに呼ばれる。
そのただならぬ雰囲気にやや驚きながらも、のほほんと答える。
「どしたの?」
不意に腕を取られ、楽屋とは反対方向に引きずられる。
「ちょっ、翔くん?」
「いいから!こっち‼︎」
有無をいわさぬ力に、抵抗もできない。
な、なんなんだぁ?
俺は訳も分からないまま、人気のない空き部屋に連れ込まれた。
ハァハァと息の荒い翔くんに疑問しかわかず尋ねる。
「一体どしたの?」
「…いいからここにいて」
「は?」
「とりあえず何も聞かず、ここにいて」
…はぁ?
ますます疑問しかわかない。
翔くんの言わんとしていることが全く掴めず、俺は立ち上がる。
「用ないなら楽屋戻るよ」
ドアノブに手を伸ばすが、その手を封じられる。
「だ〜〜っっ‼︎頼むからちょっと待ってってっっ‼︎」
「なんなんだよ、一体もう!」
意外と短気なところのある俺。
特に理不尽なことや、きちんと納得いかないようなことには、決して屈しない頑固さも持ち合わせている。
この特質は割と翔くん相手に発動されることが多い。
「ちゃんと説明しろよ!」
ジュニア時代の先輩・後輩の名残をどこか引きずっている、俺たち。
俺が強く出ると、決してそれ以上強く出てこないのが、後輩である翔くんだ。
「…その…なんていうか…」
いつも流暢に日本語を操る翔くんが珍しく口ごもる。
それにますます違和感を感じる。
俺はムスッとしながら呟いた。
「ワケわかんない」
スルッと翔くんをかわして外に出る。
「あっ!ちょっ!智くん‼︎」
翔くんが腕を慌てて取るが、それも上手くかわす。
「待ってってばっっ!」
何度も掴まれそうになるが、払いのけつつ楽屋に戻る。
側からみたら戯れてるように見えるかもしれないが、翔くんは結構必死で止めてくるので、俺もそれなりに身構えつつかわし続けた。
楽屋にたどり着く。
やや中が騒がしいような気もしたが、俺はいつものようにドアノブに手をかけた。
「だーっっ‼︎智くんっっ‼︎」
ものすごい勢いの翔くんが、俺とドアの間になだれ込んでくる。
さすがに俺も呆れてため息混じりに言った。
「だからなんなの」
「怒っちゃダメだよ?」
「…は?」
「だから、怒っちゃ、ダメだよ?」
「…なにが?」
「…いや…その…」
「だから、なにが?」
「とにかく!今から何を見ても、怒っちゃダメだからね⁈」
「…ワケ、わかんねぇ」
それだけ言うと、俺はなんの躊躇もなく、扉を開けた。
長い付き合いの大切な仲間の言葉はきちんと聞くものだ。
…この先に広がる風景をみて、翔くんの言葉の意味も、自分がこの後どうしようもない感情と向き合うことになることも瞬時に理解した俺は、今さらしてもどうしようもない後悔を、することになる。