こんばんは〜
昨日は相葉くんのお誕生日でしたねー
今年のお誕生日はきっとお祝いどころじゃないでしょう
ハピコンがまだ3日あって、その後紅白ですものね…
くれぐれも身体に気をつけて(また肺とかやったらヤダよ〜)頑張ってね
…いや、てか、もう頑張らんでいいよ!
相葉くんはいつも頑張ってる‼︎
頑張ってないときなんて、ない‼︎
だから、時には弱音も吐いて(誰にも吐けないって言ってたけど)肩の力抜いて、いつものあなたらしく、いてください。
あなたがいてくれるからこそ、嵐は嵐でいられるんだと思います。
そして、みんな、あなたを応援しています。
その応援をプレッシャーに感じず力に変えて、思いきり楽しんでくださいね!
私も緊張せずあなたの司会、楽しんで観ますね
ということで…
相葉くんに捧げる?短編を書きました。
たぶん、2回で終わりです。
もしお時間あれば、お付き合いください。
大宮BL小説です。
閲覧ご注意ください。
ファイトソング 1
side N
重み。
背中にのしかかる、重み。
目に見えないもののはずなのに、驚く程はっきりと感じられる。
そしてその重みを乗せた、小さな背中。
決して小さな背中じゃないんだけど、分厚い台本を読む背中が、とても小さく見えた。
「大丈夫?」なんて、聞かない。
だって、大丈夫なわけないし。
重圧がハンパないことも、そこから逃げ出せないことも、わかってる。
なら、聞いたところでなんの意味もない。
…それって結局、聞いた側が安心したいだけの、自己満足なんじゃねぇの?って、俺は思うんだ。
「あ、大丈夫なんだ」
「よかったー」
みたいな、ね。
だから大丈夫かなんて、馬鹿げたことは、聞かない。
相葉さんは、弱音を吐かない。
てか、誰にも吐けないらしい。
とはいえ長い付き合いだから、やばそうな時は手に取るようにわかる。
だから、吐かせてあげられたら…と思うけど、吐くのは俺じゃないし、吐けないものを吐けと言われてもどうしようもないだろうと思って、とりあえず目線の端に彼の姿を捉えるようにしている。
いつでもバケツを持って、背中さすれるように、ね。
「…厚切り食パン」
不意に大野さんの声がした。
「…は?」
腹、減ってんの?
意味もわからず返答する。
「…台本。厚切り食パン並み」
「あ…あー…だね…」
大野さんの顔。
あからさまな心配顔。
たぶん、自分のことみたいに思ってるんだ。
この人、優しいから。
…でも、今その顔はかえってキツいんだ。
「…焼いたら美味そうだよね」
とりあえず厚切り食パンに乗っかっておく。
まずはこの人のこの空気、変えることから。
「…だな」
「…塗るなら何?バター?ジャム?」
「…ホットケーキ」
「…は?」
「ホットケーキみたいにして、食いたい」
「あ、そういうことね」
俺が笑ってちゃ意味ないけど、思わず笑う。
「ホットケーキ塗るのかと思った」
「…ふふっ」
大野さんも想像したのか、ふにゃんと笑った。
「…てか、ホットケーキなら何枚も重ねないと」
「…厚切り食パンを、か?」
同時に想像してまた笑う。
俺は言った。
「そんな食えないね」
「だな」
俺らの空気まで重かったら、相葉さんはなおさら安らげない。
弱音、吐かせてあげられないならせめて、いつもの俺らで、いつもの空気で、なにも変わらずそばにいよう。