都立チャレンジで得たもの、の続きです。
【その2】ビジネスでも役立つ思考力
適性Ⅱ,Ⅲが算数、理科、社会といった科目を横断的に使って解く問題なんですが、
特に下記2点は素晴らしいなぁ、と私も実際解いてて思うところでした。
⚫︎情報整理力
適性試験型は、とにかく問題文が長い。
だからこそ、整理能力が問われる。
例えばあるモノを作るというテーマで、
ダラダラと会話や資料やら織り交ぜて展開する問題があったのですが、
情報群から製作プロセスを頭の中で整理できていないと解けない問題構成になっている。
ビジネスの現場でもよくありますよね、
クライアントが口頭でダラダラ説明してきたり、
先輩が口頭でダラダラ指示してきたり。
(逃れられないシチュエーションを想定w)
この対応が、この能力を養っておくと、難なく出来ると思いました。
⚫︎データ分析力(資料の読み取り)
あるテーマに基づいて複数の資料が提示され、
そこから言えることを記述するという、
都立では頻出問題。
そもそもの論点が何で、
いまの設問では何を問われていて、
データのどこに注目しないといけない、という形式。
これもまたビジネス現場で必要なスキル。
特に近年、ソリューションの進化で容易にデータ蓄積やビジュアル化が出来るようになっていますが、
これを現場でどう活用するか?が課題になっています。
「データから言えること」が導き出せることは、
これから必要なスキル。
ある程度の示唆までも、AIがデータとデータとの差分とかで出してくれますが、
自社ビジネスの課題がこうだから、
データのここを見て、課題抽出して…は社内の人間のシゴトとして残ると思うんですよね。
データの洪水に飲み込まれない人材になるためにも、
12歳でこの訓練は「アリ」だと思うのです。
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ああ、改めて適性試験型、素晴らしい
これがさらに、教科書の範囲を超えない、というのがさらに素晴らしい。