花葬 | 銀の月 言の葉の夢

銀の月 言の葉の夢

♫♦*゚¨゚・*:..。溢れる思いを☆.。.:*言の葉に乗せて・°☆.。.:*

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あなたが 遠くなる
どんどん 遠くなる

輝いていた夏の日
澄み渡った空へ向かって
笑うように咲いていた
向日葵の花

同じ空の下
あなたを想って
空を見上げていた私

今は
頭を垂れて
哀しげに
それでも・・・
倒れることもなく・・
立ち枯れている
哀しい向日葵

同じ空の下なのに

何も聞こえない
何も感じない
何も響かない・・・

私が手放したら
終わる恋
私が目を閉じたら
消える恋

さよならさえ
いえないままに
終わる恋

はじめもなく
おわりもない

ひとりよがりの
ただの 恋

一方通行の
片思い

このまま
心の片隅に
葬ってしまおうか・・・

あの時の
胸を締め付けるほどの
苦しい想いも

逢ったことのないあなたに
涙が出るほど 
心を動かされたことも

あなたがいなくなると知って
涙が止まらなかった夜も・・・

すべて
葬ってしまおうか・・・

夏の日に
輝いていた
向日葵の花のように

眩しく煌めいていた
あなたが
好きで

好きで

大好きですと
書いてしまった自分の言葉も

すべて
葬ってしまおうか

夏の花たちと一緒に
恋に咲いた花たちと一緒に

眩しい光と
木漏れ日に揺れた
恋心と一緒に・・・