恋を忘れた日風が通り過ぎる枯葉がアスファルトを転がる乾いた音カサカサした自分の中の何かが少しだけ反応する 少し前まで 黄色の葉を茂らせていた銀杏の木が寒空に 1枚の葉もつけずにいる事に今更気付く心 閉じ込められたまま どれほどたったのだろうもう、それすら忘れるほど無感覚な空間の中で行き場を失った煙のように…やがて春が来て夏が来るように周りが彩られていったとしてもいつか なにか 変わるだろうか…そういえば最後に恋したのは いつのことだったろう…