一週間待ちで放送された、第31回、
「光る君へ (月の下で)」
なかなか、意味深な回でありました。
私のオタッキー趣味なドラマの
HOTD(ハウス・オブ・ザ・ドラゴン)と違い、
SNSでは、感想、コメントがあふれていました。
そりゃあ、ドラマ設定とは言え、
千年の長きにわたる日本のベストセラー
国際的にも評価の高い、
物語…「源氏物語」の誕生を描いています。
無理もない。
脚本・大石静さんの力量も半端ないですね。
藤原道長と、紫式部・まひろ、
二人の恋を、ソウル・メイトとして描きます。
まひろ・吉高由里子さんの活発さも、
道長を演じる柄本佑さんもとても良いです。
善人設定の道長が、
どこか、ぼおっとして、かつ色っぽいのがツボ。
源氏物語・桐壺の巻、構想のモデルが、
そもそもの当初は、まさかの、
一条帝&中宮定子とは思わなかったのでしたが、
設定として、ぴったり当てはまっていました。
時の人としての、一条帝の、
帝としての、気品、麗しさが素晴らしい演出で
これも、かなりツボです。
政治的、陰湿な闘争は、貴族の身内間で
繰り返されているとはいえ、
多分、庶民は置き去りにされての
平安時代の優雅さでもあろうとはいえ、
しかし、いずれにしても、目に麗しい、
設定の数々は、さすがに平安の盛りの華麗です。
美的に追及される
かずかず、文化的な事象の高度さがめざましく、
さすがに、
源氏物語… 誕生の背景なのだなと思います。
次回も、楽しみな展開です。
☆彡☆彡