ウィンターカップ2013 男子準決勝 京北ー藤枝明誠 | Utahのブログ

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ナイスゲーム。3Qまでは非常にお互いの良さを出しながら、接戦をしていました。

3決は気持ちの持ち方が難しい試合。ここまで残ったチームは優勝を目指していると思います。その目標が絶たれてしまった次の日の試合ですからね。


1Qから点の取り合い。

藤枝明誠の15番角野選手と京北の10番浅見選手のオフェンスが決まっています。

京北が先制したが、そのあとに藤枝明誠が追っかけていく格好になっています。


2Qで藤枝明誠のガードが変わりました。5番から14番。三年生から二年生に変更です。

14番の阿部選手はサイズは小さいですが、ボールハンドリングとクイックネスに長けたいい選手です。

しかし、ここの交代に付け込んだ京北がゲームを作り始めます。京北の4番石原選手が攻撃の中心に変わります。1Qは攻撃にあまり参加しなかったので、ここでの変化は予想外でした。藤枝明誠14番阿部選手とのマッチアップをする京北4番石原選手。

藤枝明誠の3線ヘルプがいないときには、必ず4番石原選手がドライブでカットインしてきます。得点能力も非常に高く、自分で完結して得点していました。オフェンスのリズムに合わせて、ディフェンスの感覚もよくなった石原選手は2連続のスティールで京北の切り替えの速いバスケットを展開していきます。


3Qは藤枝明誠の二年生エースである15番角野選手が30得点を超える活躍。基本的にはアウトサイドのシュートをしながら、ポストアップからのジャンプシュートも行い、的を絞らせないオフェンスをしました。15番角野選手もオフェンスとディフェンスが同時に本領発揮して、ブロックショットを連発し、得点差を全くない状況まで来ました。


ゲームの最後のところで、藤枝明誠が京北のはげしいDFに引っかかり、続けてファーストブレイクを決められてゲームが決まりました。


このゲームを作ったのは、おそらく京北4番石原選手。同じく京北の10番浅見選手や7番芳川選手が活躍する場面もありましたが、それをパスでコントロールしたり、ドライブでDFを破壊したり、自分のアウトサイドシュートで得点したりと、ガードの仕事をしっかり果たしました。


ここまで勝ち上がってきた藤枝明誠も決して悪いゲームではありませんでしたが、15番角野選手に続く得点源が出てこないままでした。やはり、ベスト4くらいまでくると、一人に頼るオフェンスでは勝ちきれないと思いました。


先日書きました決勝戦(明成ー福岡大濠)とも変わらないくらいの激しい試合をした両校に感動しました。