苦手なものが得意なもの。
禅問答のようでわかりにくいですが、この本を読んで感じた素直な感想です。
阿川さんは週刊文春の中で対談の連載を長く続けています。こないだは祝千回記念でタモリさんに起こし頂き対談をしていました。
20年近く連載をしている阿川さんの対談テクニックをエピソードを交えて紹介しているのがこの本です。
「準備として持って行く質問の矢は3本。それ以外の質問は、相手の会話の中からその場で見つける！」などのアドバイスがありました。それ以上の準備をすると重すぎて身動きが取れなくなるのです。突然の質問に答えられないという事態も出てきてしまいます。準備の段階では、質問された時の自分を信じて、準備をし過ぎないように準備をするのがちょうど良いのです。
部屋のものではないけれども、頭の中を断捨離することで、行動が身軽になり動きやすい。そんなことを考えさせてもらった一冊でした。
そして、阿川さんのかわいらしい性格も文字を追うごとにはっきりしていくので、あったこともない阿川がどんどん好きになってく感じも出てきます。阿川佐和子さんの人となりを十分に味わってみてください。
読み終えたあとは、是非感想をコメントしてください。