さて、前回は人間の五感のうち、聴覚、嗅覚、味覚を「一つの部屋」つまり同じ仲間の分類にしてみました。

※ これは S公園の怪 | utageno-atoのブログ (ameblo.jp)

  の続きです。

 

※   嗅覚について言えば、例えば、極上のアロマを嗅ぎ分けて官能的、神秘的な香りの香水を調香する幼き神童 など未だ見たことも聞いたこともありません。

※   味覚に関しても、10歳程度の子供ではまだ「甘さ」や「酸味」などが分かるくらいで、 「苦み」や「コク」などを理解し見事な味の美食を調理する幼き天才 なども見たことも聞いたこともありませんよね。

写真は日刊工業新聞記事より引用

 

 五感の中で、「一つの部屋」に分類できる感覚のうち、嗅覚と味覚の多彩さについては、恐らく人間が生きていく経験の中で徐々に身に付けるものなのでしょうね。

 

※   さて、聴覚(音感)はどうでしょうか。クラシックの巨匠の作品は、人生の喜びも挫折も知り抜いたうえで絞り出した感情表現ですから、官能的で神秘的で、ほろ苦さや苦しみの涙も滲んでいるわけです。

 

しかし、こと聴覚(音感)については、幼い頃(例えば3歳)から音感の教育を受けた子が早くからその才能を開花させ「音楽の神童」と呼ばれることが稀にはあるのですね。 驚きです。

 

 きっと、聴覚には人間が太古の昔より、恐れや警戒、喜びや悲しみなどを何万年と感じてきた遺伝子が備わっているのでしょうね。

 

いわゆる「音楽の神童」は、人生経験を経た大人でないと理解できない、官能的、神秘的な香りを調香する嗅覚や、道を究めた料理人が作り出す味覚のレベルで、「聴覚(音感)の遺伝子」を先天的に会得しているのではないでしょうか。

 

しかも、その音を自らの感性とパフォーマンスで正確に再現し、観客を感涙の世界に誘(いざな)うのですよ!

 

パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲 第1番

HIMARI – ケリ-リン・ウィルソン – NHK交響楽団

Youtubeより引用

(2023年 歴史に残るコンサート)

 

 HIMARIさんの演奏中の表情を見て下さい!

“パガニーニ先生は、バッハ先生は、なんて美しいメロディを作ってくれたのかしら…”

と、大芸術家に心酔し、彼らの熱量を理解し、本人になり替わって演奏しているかのようです。

 

桁違いの神童で天才です!

「視覚」でも神の祝福を感じますよね。

 

VIVA! 稀に見る逸材に、同じ時空間で遭遇できたことが幸運でした!

 

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