♬ やはりどうしても書かずにはいられない。もちろんHIMARIちゃんの続きです。Youtubeでパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番を視聴しました。12歳になったHIMARIちゃんです。8歳のころもそうでしたが、身長に比べ足が大きいですね。まるでピーターパンの靴のようです。そして二の腕の長さ!これはもう間違いない。彼女が大人になると身長170cmにはなるでしょう。そしてまだ幼いけど気品のある顔立ち。彼女の指の長さにも注目してください。どんなにエレガントな女性になるのでしょうか。

 彼女が生まれたのは奇しくも東日本大震災から三か月後。ファンのコメント欄では「神の申し子」という投稿がよく見受けられますが、これはまさに惨禍を悲しんだ神から “さあ、人々に癒しの音楽を届けてあげなさい” とこの世に送り出されたとしか思えません。

 

 さて、演奏のことに戻りますが、特に第三楽章のロンド:アレグロ・スピリトーソでは弓で弦を弾(はじ)いていますね。スピッカートという超絶技巧だそうです。とても楽しそうに演奏しています。そして彼女の紡ぎ出す音の無類の正確さと艶のある美しさ。絶妙の間(ま)。素人の妄言で申し訳ありませんが、この音を聴かせて貰うことで、「うわっ、古典の巨匠の作品ってこんなに凄いんだ」と改めて思ってしまいました。指揮者のケリーリンさんも嬉しそう。会場もN響の皆さんも感動のカーテンコール。パガニーニも呼んで聴かせたい。

 ニコロ・パガニーニ

 

 アンコール曲のバッハの無伴奏ソナタも、長年バッハを愛好しておられる方がやはりコメント欄で、「こんなバッハは滅多に聴けるものではない」と驚嘆していましたが、最初の重厚な和音ですでに聖域の森に誘(いざな)われるような感動を覚えました。バッハも呼んで聴かせたい。

 

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